「K-グローバルワクチンハブ化ビジョン・戦略報告大会」で発言する文在寅大統領=5日、青瓦台、青瓦台フェイスブック
[ソ・エヨン、イ・ギョンミ]
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日、青瓦台(大統領府)で開かれた「K-グローバルワクチンハブ化ビジョン・戦略報告大会」で、「2025年までに『グローバルワクチン生産5大強国』へと跳躍する」と宣言した。
文大統領は、「『グローバルワクチンハブ』を国家戦略的に推進し、人類共通の感染病危機を克服するために、大韓民国が先に立つ」という目標を掲げ、「今後5年間、2兆2000億ウォン(約2216億円)をつぎ込むことを明らかにした。
また、「研究開発や施設投資に対する税制優遇措置を大幅に拡大し、必須素材・部品・装備の生産や技術を自給化する」と述べた。
文大統領は、ワクチン産業の生態系の整備が重要だと強調し、「年間200人以上の医科学者を新たに育成するなど、人材育成に力を入れ、『K-バイオラボハブ』を構築して先端投資地区を指定するなど、様々なインセンティブを提供する」と約束した。
国際的な協力体系の強化も強調した。
文大統領は、「韓米首脳会談で合意したグローバルワクチンパートナーシップが実質的な成果につながるよう協力し、ドイツやイギリスといった他の国とのワクチンパートナーシップを拡大させる」とし、「世界保健機関(WHO)などの国際機構、グローバルワクチン研究所や企業とも協力を強め、グローバルワクチンハブとしての足場を築く」と述べた。
その上で、ワクチンの自主権を確保するため、韓国産ワクチンの迅速な開発も非常に重要だと言及し、「来年上半期までに国産第1号ワクチンの商用化が期待されている」と伝えた。
また、「次世代ワクチンであるmRNAワクチンの開発も加速している」とし、「韓国産ワクチンの開発のため、臨床に必要なコストを支援し、原材料の国産化、特許分析支援など、全方位的な支援システムを稼動させる」と約束した。
xuaiy@korea.kr