政策

2021.11.15

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[パク・ヘリ、イ・ギョンミ]
[映像=防衛事業庁公式YouTubeチャンネル]

韓国の技術で初めて開発された戦闘機「KF-21」(別称:ポラメ)が韓国産ステルス無人戦闘機(UCAV)と並んで飛行するコンピュータグラフィックス(CG)映像が公開された。

防衛事業庁は最近、公式のYouTubeチャンネルに「出庫式以来、予めて見るKF-21の飛行」というタイトルの、長さ1分12秒の映像を投稿した。この映像では、韓国初の戦闘機KF-21が無人戦闘機3機と共に独島上空を編隊飛行し、作戦を実行する姿がCGで再現されている。

軍当局がKF-21と無人戦闘機が合同作戦を行う概念を公開するのは、今回が初めて。

映像では、KF-21が韓国空軍の多目的空中給油機輸送機「KC-330」から、空中で燃料の給油を受ける姿もCGで表現されている。

映像中CGで登場した無人戦闘機は尾翼がなく、現在、国防科学研究所(ADD)が韓国の技術で開発中の「ガオリ-X」か、または、その改良型モデルとみられる。2010年から本格的に行われている関連研究では、長さ14.8メートル、幅10.4メートルの無人戦闘機を高度10キロメートルでマッハ0.5(時速約600km)のスピードで、飛行時間は最大3時間を目指す。

防衛事業庁は「韓国型戦闘機と無人戦闘機が飛行する場面は、未来の戦場を想像してCGで制作した映像」とし、「韓国型戦闘機の開発が順調に進んで戦力化すれば、いつかは無人機と共に任務を遂行できるだろう」と説明した。

2015年の12月末から開発が本格的にスタートしたKF-21は、今年4月、韓国航空宇宙産業の生産工場でその試作機が公開された。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は出庫式の式典で「航空産業発展において歴史的な道しるべになる」と評価した。

「KF-21」は2028年までに40機、2032年までに120機が配備される予定である。

hrhr@korea.kr