政策

2021.11.30

문재인 대통령

新型コロナウイルス感染症の防疫点検会議で発言する文大統領=29日、青瓦台、青瓦台フェイスブック


[キム・ウニョン]


文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日、青瓦台(大統領府)で新型コロナウイルス感染症の特別防疫点検会議を主宰し、防疫体制「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」の第2段階への移行を保留するという考えを示した。防疫対策を強化し、今後1カ月の新型コロナの感染状況を見極めるという方針。


文大統領は「段階的な日常生活の回復を後退させることはできない」とし、感染者は在宅で治療を受けることを原則とし、ワクチン接種証明書の使用可能期間を6カ月に設定することにした。食堂やカフェなどでの私的な集まりの縮小については、保留。


文大統領は、免疫を高める3回目の「ブースター接種」の重要性を強調した。「研究結果や専門家らの予測より、ワクチンの効果が早く減少している」とし、「デルタ株などの変異株による再感染のリスクも少なくない」と語った。


そして「3回目の接種が基本接種であり、3回目の接種をして完了するという認識に切り替えなければならない」とし、国民にワクチン接種を呼びかけた。


文大統領は、変異株「オミクロン株」については、「国内への流入を徹底して防ぐ措置を実施する」とし、「疫学調査や現場点検の人員を集中的に投じるなど、防疫対応体系をさらに綿密に稼動させてほしい」と指示した。


また、国民に対して「防疫対策をしっかりと守り、警戒心を高めてほしい」と呼びかけた。


eykim86@korea.kr