ソウルの駐韓トルコ大使館を訪れ、地震の犠牲者に追悼の意を表した尹錫悦大統領=9日、ソウル、大韓民国大統領室
[キム・ハヨン]
トルコで発生した大地震による被害に対し、韓国の緊急救援隊が16日の夜、軍用機で追加派遣される。李度運(イ・ドウン)報道官が記者会見で伝えた。
李報道官によると、防寒テント150張り、毛布2200枚も現地に運ばれる予定。韓国の企業・宗教界などから計370億ウォン規模の救援金も集められた。
また、中央医療院から72人、民間から300人の医療従事者を確保し、このうち29人が1週間内に現地へ向かうよう準備を終えたという。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領はこの日、首席秘書官会議で、トルコへの支援に万全を期すよう求めたという。
その上で「今トルコが最も必要としているのはテント、医薬品、電力設備」とし、官庁に対し使用可能な資源を総動員して救援物資を確保し、トルコ側と迅速に協議を行うよう指示した。
尹大統領は「韓国戦争当時、われわれに対する兄弟国(トルコ)の助けを韓国は決して忘れていない」とし、「トルコへの支援に最善を尽くす」と強調した。
今月7日に現地派遣され、8人の生存者を救出した韓国の緊急救援隊は、16日に新たに派遣される救援隊と任務を交替し、韓国に戻る予定。
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