カナダに到着した韓国の緊急救援隊(KDRT)=2日(現地時間)、カナダ、外交部
[パク・ヘリ]
カナダで続く大規模な山火事を受け、現地に派遣された韓国の緊急救援隊(KDRT)が2日(現地時間)、カナダ・オタワに到着した。KDRTは本格的な消火活動を行う前、事前訓練を受けるためにケベク州・マニワキへ移動した。
外交部によると、今回のKDRTは、外交部5人、山林庁70人、消防庁70人、韓国国際協力団(KOICA)3人、医療スタッフ3人の151人からなる。
マニワキで訓練を受けた後、4日には山火事の起きたケベク州の ルベル・スール・ケヴィヨン地域に移動し、約30日間、消火活動に乗り出す予定だ。オタワから北の方に510キロメートルほど離れているこの地域は、ケベク州の中でも山火事の被害が特に深刻な地域の一つである。
この日、韓国とカナダ・ケベク州の「山火事消火における協力約定」が締結された。同約定についてKDRTのクォン・ギファン隊長は「気候変動による災害が多く発生している中、対応における両国間の協力基盤が拡大するだろう」と評価した。
今年5月に発生したカナダの山火事は、大西洋と隣接するケベク州を中心に続いている。外交部は山火事の消火支援のため、先月29日、外交部長官主宰の「官民合同海外緊急救護協議会」を開き、KDRT派遣を決めた。
hrhr@korea.kr