[コ・ヒョンチョン]

尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が２５日(現地時間)、エネルギー、人工知能（ＡＩ）、防衛産業など新産業分野の協力を強調した。

大統領室によると、尹大統領はこの日カタール・ドーハで開かれた「韓ーカタール・ビジネス・フォーラム」で祝辞を述べ、「世界経済の大転換期を迎え、新たな５０年の共同繁栄に向けた新たなパートナーシップを共に準備していかなければならない」と強調した。

「国交正常化後約５０年間、カタールはエネルギー供給を、韓国はインフラ建設を担当し、互いの経済発展に補完的に貢献した」と評価した尹大統領は、「両国間のＬＮＧ導入における協力をさらに強固にしながらも、船舶・ターミナルなどＬＮＧに関連する前後方産業に協力の範囲を広げ、さらにエネルギー新産業、電力機材などのエネルギー産業全般におけるパートナーシップを拡大しなければならない」と明らかにした。

産業通商資源部（産業部）はこの日、韓国とカタールが了解覚書（ＭＯＵ）１０件を締結したと発表した。分野別では新産業が６件で最も多く、エネルギー２件、プラント１件、貿易・金融１件が後に続いた。

新産業分野では、韓国企業の農心とスマートファームプラントに関する情報技術企業であるポミットが、コンソーシアムを構成し、カタールのアグリコとスマートファーム技術分野で協力するなど、スマートファーム関連２件、医療２件、自動運転１件、Ｋビューティー１件の計６件のＭＯＵが締結された。

エネルギー分野では、サムスン物産とカタール経済自由区域庁が、カタール内の太陽光発電受注に関する協力をするために締結したＭＯＵ1件を含め、計２件の成果を上げた。

プラント分野では、特殊目的の建設装備企業であるデモエンジニアリングが、カタールのビルディングカンパニーと新規の受注をめぐり協力しようという内容を盛り込んだＭＯＵを結んだ。

貿易・金融では、韓国企業の輸出と受注を後押しするために、韓国貿易保険公社とカタール開発銀行の間でＭＯＵが締結された。

産業部は「今回締結された成果が契約およびプロジェクトなど可視的な成果につながり、早期に履行されるように『韓ーカタール戦略協議会』と『韓ー中東経済協力民官推進委員会』を通じて、体系的に支援していく予定」と明らかにした。


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