[ユ・ヨンギョン]
[映像=大韓民国大統領室公式ユーチューブ]
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は29日、2030釜山国際博覧会(万博)の誘致を推進したが、失敗したことを明らかにした。
尹大統領はこの日、ソウル・龍山(ヨンサン)にある大統領室のブリーフィングルームで「2030万博に関連して国民に申し上げる言葉」を発表した。「96カ国の首脳と150回余り顔を合わせ、数十カ国の首脳に直接電話も行ったが、民官で接触しながら私が感じた立場に対する予測が大きく外れたようだ」とし、「すべて私の力不足」と話した。
釜山(プサン)は28日(現地時間)、フランス・パリで開かれた第173回国際博覧会機構(BIE)総会で、全体投票数165票のうち29票を得た。サウジアラビアのリヤドが1回目の投票で119票を獲得し、開催地に決まった。
ここ1年以上、民官でベストを尽くしてきたと述べた尹大統領は、「2030釜山万博の誘致は、釜山の発展のみを狙ったものではなく、ソウルと釜山を2つの軸にして、韓国をバランスよく発展させることで飛躍的な成長を促すための取り組みだった」とし「2030万博の誘致は失敗したが、国土の均衡ある発展のための戦略は、同様に推進する」と明らかにした。
続いて、釜山万博を誘致する過程で「分かち合いの万博」、「連帯の万博」という点を強調してきたとし「国際社会に対する責任ある寄与は、大韓民国の国格のためにも必ず徹底的に推進し履行していく」と強調した。
最後に尹大統領は、万博の開催地がリヤドに決まったことを祝い「2030釜山万博を誘致するために、今まで頑張って準備してきた資料と経験、また私たちが持っている資産をサウジに十分支援し、サウジが2030年万博を成功的に開催できるよう支援する」と話した。
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