西小門聖地歴史博物館で開かれた韓国・教皇庁修交60周年記念特別展「すべての人のために」を祝賀する記念式に参加し、ローマ教皇庁のエドガル・ペーニャ国務長官大司教と挨拶を交わす柳仁村長官(右)=先月17日、ソウル・中区、文化体育観光部
[オ・グムファ]
文化体育観光部の柳仁村(ユ・インチョン)長官がイタリアを訪問し、韓国と教皇庁の修交60周年を契機に文化協力案を議論すると、10日、文化体育観光部が明らかにした。
柳長官は11日(現地時間)、イタリア・ローマのサン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂で、ピエトロ・パロリン教皇庁国務長官に会い、韓国・教皇庁の修交を記念する様々なイベントに出席する。
柳長官は、パロリン教皇庁国務長官との面談を通じて、修交60周年を契機にイタリアで開かれる多様なイベントの開催に関し、感謝の意を表した。今後も持続的な文化交流を通し、友情を深めていくことに同意した。
ラテラノ大聖堂で開かれる修交を記念するイベントで、柳長官は特別ミサに出席し、韓国と教皇庁の60年間の友好協力と関係を振り返る特別写真展を見学する。写真展には、初代教皇を迎える写真から教皇の訪韓、聖金大建(キム・デゴン)アンドレア神父(1821~1846)の聖像祝福式、2027年「世界青年大会」の開催地を選定する様子などが展示される。
1963年に外交関係を樹立した韓国とバチカンは、1984年と1989年に聖ヨハネ・パウロ2世教皇と2014年にフランシスコ教皇が韓国を訪問するなど、活発な交流を続けている。
今年の修交60周年を迎え、バチカン博物館は韓国語の公式ガイドブックを翻訳・発刊した。韓国では教皇庁が承認した国際巡礼地である西小門聖地歴史博物館で24日まで、韓国・教皇庁の修交60周年特別展「すべての人のために」が開かれる。
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