国連気候首脳会議に参加したハン・ドクス大統領権限代行兼首相の様子=23日、ソウル国務調整室
[シャルル・オデゥアン]
ハン・ドクス大統領権限代行兼国務総理が23日、オンラインで行われた「国連気候首脳会議」で、「国際社会が複合危機に直面し、パリ協定を中心に国際協力と多国間主義を強めていかなければならない」と強調した。
今回の会議は、今年11月にブラジルで開催される国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)を控え、ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領とアントニオ・グテーレス国連事務総長が共同で主催した。
G20加盟国と歴代COP議長国など。約20カ国の首脳が参加した。
国務調整室によると、ハン・ドクス大統領権限代行兼国務総理は、各国の首脳に「韓国政府が準備中の2035国家温室ガス削減目標(NDC)を、今年9月に国連に提出することを目指している」と伝えた。
さらに「韓国政府が2050年カーボンニュートラルに向けて再生エネルギー、原子力、クリーン水素などのシェアを、2038年までに、現在の39%から70%以上にする」とし、「無炭素エネルギー(CFE)イニシアチブを通じて、クリーンエネルギーの拡大に向けて国際協力を進めている」と説明した。
ハン・ドクス大統領権限代行兼国務総理は、「韓国がODAを大幅に拡大し、開発途上国における削減・適応に関する事業に積極的に取り組んでいる」とし、「開発途上国と気候・グリーン協力を持続的に拡大していく」と強調した。
また、韓国が6月5日に開催する「世界環境の日」の記念式について紹介し、気候変動への対応に向けてグローバル協力方案を模索していくと付け加えた。
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