
第47回世界遺産委員会の会議場=15日(現地時間)、フランス・パリ、国家遺産庁
[チョン・ミソン]
世界遺産への登録を決めるユネスコ世界遺産委員会が、来年の夏に韓国で開かれる。
国家遺産庁は15日(現地時間)、フランス・パリで開催中の第47回世界遺産委員会で、2026年の第48回世界遺産委員会の開催国に韓国が選ばれたことを明らかにした。会議は来年7月、釜山(プサン)で開催される予定だ。韓国が世界遺産委員会の開催地になったのは、今回が初めて。
ユネスコ世界遺産委員会は、毎年開かれる国際会議だ。「世界遺産条約」に基づき、世界遺産の登録および保存・保護に関する重要事項を決定するために行われる。196の世界遺産条約国代表団とユネスコ事務総長など、約3000人の関係者が参加する。
一方、韓国政府は、日本が軍艦島の炭鉱を世界遺産として登録し、「朝鮮人の強制労働について説明を行う」とした約束を履行しなかったことと関連し、「協議を継続しても進展がない場合は、ユネスコが積極的に乗り出さなければならない」と述べた。
パク・サンミ駐ユネスコ大使はこの日、日本の不十分な後続措置について、世界遺産委員会にて議論できなかった点を「遺憾に思う」とした。
さらに、「韓国は世界遺産委員会の決定の完全な履行を支援するため、建設的かつ責任のある二国間協議を行うなど、最善を尽くす」とし、「このような努力にもかかわらず、東京産業遺産情報センターの解釈戦略が解決されない場合には、世界遺産委員会が責任感を持って、取り組むべきだ」と述べた。
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