Fainders.aiが新しくリリースした「AI自動レジ」
[コ・ヒョンチョン]
[写真=Fainders.ai]
韓国のスタートアップ、Fainders.ai(ファインダーズエイアイ)が「AI自動レジ」を公開した。顧客が購入したい商品をレジに置くと、カメラが商品を認識し、別途バーコードスキャンなしに購入できる。そして、クレジットカードを差し込めば、決済完了だ。Fainders.aiのハム・ミョンウォン代表は、「AI技術を活用して、顧客の利便性向上を図る。また、リテール業者と店主には収益の向上を提供することが目標だ」と話した。
Fainders.aiは、オフラインリテールで必要な様々なソリューションを提供する。アルゴリズムの精度は約99%を誇る。レジの店員より決して劣ることはない。今回のソリューションは、11月20日から23日までソウル江南(カンナム)区・三成(サムソン)洞のCOEXで開かれた「2024ワールドフードテック」で初めて披露された。ハム・ミョンウォン代表は、「たくさんの企業が関心を示してくれた」とし、「現在、具体的な試験導入について話し合っている」と述べた。
Fainders.aiはAI自動レジなど、ビジョンAI技術を活用し、無人リテールに向けたソリューションを提供する。今年6月には、AI無人販売ソリューション分野では初の「ベビーユニコーン」に選定された。ベビーユニコーンとは、中小ベンチャー企業部が選定するグローバルユニコーン企業になる可能性が高いと期待されるスタートアップだ。
ソウル江南駅の近くにあるAI無人店舗、「スーパースイフト」
インタビューに答える韓国のスタートアップ、Fainders.aiのハム・ミョンウォン代表
ハム・ミョンウォン代表は「リテール業界では、人件費やレジの行列、人手不足など、国や流通業者ごとに頭を悩ませる問題がたくさんある」とし、「日本とシンガポールを中心に、海外市場への進出に積極的に取り組む計画だ」と話した。多様な顧客のニーズに耳を傾け、コンビニやスタジアム、大学や社内食堂といった様々な場所で、オーダーメイド型のソリューションが提供できる。そんなFainders.aiの活躍を、コリアネットは応援していこうと思う。