24日、塀瓦の上の梅がつぼみを膨らませ、春の訪れを告げている
韓国で春を象徴するレンギョウやツツジ、梅。我先にと先を競ってつぼみを膨らませ、季節はもう春真っ只中だと語りかけているようだ。
いつになく冬の寒さが厳しくなかったせいか、春を待ちわびる思いは例年ほどではない。それでも、索漠とした都心に咲く春の花は胸をワクワクさせる。ソウル都心で家族連れが最も多く訪れるスポットの一つである国立中央博物館では、今年も春を満喫させる様々な花が咲き、多くの人を喜ばせている。
24日、国立中央博物館周辺を散策しながら梅の写真を撮り、春の日の午後を満喫する人々
春の日の午後、国立中央博物館からヨンサン(龍山)家族公園までの道。散策しながら、きれいに咲いた梅を見つけては携帯電話のカメラで写真を撮る人々の姿があった。まだ咲いていない花も、早く咲こうと芽吹いている。
きれいに咲いたサンシュユが散策路を黄色に染めている
春の訪れを告げるタンチョウソウが、岩の隙間から白い花を咲かせている
気象庁は、レンギョウは4月4日に、ツツジは一日遅い4月5日にソウルで本格的に開花するだろうと発表した。花見の象徴である桜が開花するのは4月9日で、ソウルを代表する桜の名所であるヨイド(汝矣島)の桜は4月16日に満開になるだろうと予想した。
記事・写真:コリアネット チョン・ハン記者
hanjeon@korea.kr
穏やかな春の日差しが降り注いだ24日午後、国立中央博物館のミル池にきれいな虹がかかっている
冬の間、凍っていた土の中から、寒さを耐え忍んだ植物の芽が顔を出している