社会

2021.02.18

statue of comfort women in Seoul

慰安婦を象徴する平和の少女像と慰安婦被害者=コリアネットDB


[キム・ミンジ、キム・ウニョン]

ブリガムヤング大学のマーク・ピーターソン名誉教授が17日、旧日本軍の慰安婦(性奴隷)被害者を売春婦だと主張するハーバード大学のマーク・ラムザイヤー教授の論文を批判し、反論コラムを掲載した。コリアネットの英語サイトで確認できる。

ピーターソン名誉教授は、「慰安婦 再び韓国を刺激する日本」と題したコラムで、「第2次世界大戦当時の行為を庇う日本の醜い姿が2021年になってもまだ続いている」と批判した。

ラムザイヤー教授の論文を巡り、「被害者が強引に連れていかれたのか、騙されたのかについて大きく取り扱っていない」とし、「弁護士しか理解できないような法律的な観点のみを紹介している」と指摘した。

「法律的な観点で許容された遊郭での売春問題を扱っている」とし、「包括的でなく、断片的に捉えている」と強調。同論文を通じて韓国が日本への不信感などを強めていると強く批判した。

また、1937年に発生した南京事件について「旧日本軍は戦闘後、女性を強姦し、多数の人を暴行及び殺害した」とし、「旧日本軍の性欲解消に向けた手段として、日本政府が慰安所の運営を強化した」と説明した。

ピーターソン名誉教授は、ラムザイヤー教授について「日本で幼少期を過ごし、2018年の中綬章を受章した」とし、「正式な肩書が三菱日本法学教授であり、日本広報に注力してきた人物である」と説明した。

また、日本政府について「慰安婦問題を否定し続けている」とし、「戦犯国としての謝罪などを考えていない」と批判した。

ピーターソン名誉教授は、1987年にハーバード大学で博士(東洋学)の学位を取得し、30年間、ブリガムヤング大学で韓国学を教えている。2018年に退職し、ユーチューブ・チャンネル「The Frog Outside the Well」を運営している。


kimmj7725@korea.kr