オーストリア選手と挨拶する韓国の女性軍人チーム
[チョン・ジュリ、イ・ギョンミ]
[写真=第45回WMPCホームページ]
韓国陸軍の特殊戦司令部所属の女性軍人たちが、世界軍人パラシューティング大会(WORLD MILITARY PARACHUTING CHAMPIONSHIP、WMPC)で韓国初の金メダルを獲得した。
キム・ソンミ、イ・ジソン、イ・ジニョン(上士、日本の『曹長』に当たる)、パク・イスル、イ・ヨンジ(中士、日本の『軍曹』に当たる)の5人は、先月20日から30日までオーストリアのギュッシングで開かれた第45回WMPCの女性軍人4人組「相互活動」部門で首位となった。
この部門は、約3.2キロメートルの上空を飛ぶ航空機から飛び降り、互いの腕や足をつかんで、素早く的確に形を作る種目。韓国は187点で、2位のモロッコ(173点)、3位のフランス(140点)を制して優勝した。
「相互活動」部門に出場し、競技に臨む韓国の女性軍人チーム
韓国は1976年に初参加して以来、46年で初めて金メダルを獲得した。また、団体精密パラシューティング部門では銅メダルを獲得した。個人精密パラシューティングとスタイル・パラシューティング部門では、それぞれ6位と8位を記録し、総合ランキング2位となった。
29~39歳からなる女性軍人チームは、今回の大会のために数カ月前から厳しい訓練を受けた。早朝に出勤して体力をつけるための訓練やパラシューティング訓練を受けた。仕事が終わってからはパラシューティングの練習を繰り返すなど、訓練に励んだ。
イ・ジニョン氏は2日に帰国した後、聯合ニュースのインタビューに応じ、「全員が太極旗に向けて敬礼をし、国歌が響くのがとても誇らしく思えた」とし、「感動で胸がいっぱいになり、我々が韓国を代表したという気持ちは言いようがないほど嬉しかった」と語った。
6人が出場した韓国勢男子チームは、相互活動部門で8位を記録するなど、総合ランキング9位となった。
WMPC大会は毎年開かれており、今年は32カ国・地域から277人が出場した。男女総合1位はドイツ、2位はフランスだった。
etoilejr@korea.kr