社会

2025.04.24

外交統一委員会全体会議で発言するチョ・テヨル外交部長官=23日、ソウル、聯合ニュース

外交統一委員会全体会議で発言するチョ・テヨル外交部長官=23日、ソウル、聯合ニュース


[キム・ソナ]

韓中政府は23日、ソウルで「第3回海洋協力対話」を開催し、中国が西海暫定措置水域(PMZ)に無断で設置した構造物を巡る事案について議論した。

カン・ヨンシン外交部東北・中央アジア局長とホン・リャン中国外交部辺境海洋事務司長が、両国の首席代表として参加した。

中国は「深海漁業養殖施設」と主張し、西海暫定措置水域に2018年にソンラン1号を、2024年にはソンラン2号を設置した。2022年には管理施設を名分に、石油ボーリング設備の構造物を設置した。

今年2月、韓国が中国側の構造物の調査に乗り出した。しかし、双方の海洋警察の対峙事態が発生し、対応を強化すべきという意見が挙がった。 韓国政府は、中国側の措置に比例して、養殖施設を含む構造物を設置するという案について検討中だ。

チョ・テヨル外交部長官はこの日、国会で「比例的対応措置を含み、実効的な代案を検討するというのが韓国政府の立場である」と明らかにした。

チョ・テヨル長官は「この問題を巡って、政府レベルで関係省庁対策会議を行っている。安保面での国家安全保障会議(NSC)も数回にわたって議論された」と述べた。

sofiakim218@korea.kr