経済

2019.04.11

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鉄道国際協力機構社長団会議で話し合う国土交通部の金賢美長官(左から4番目)と鉄道国際協力機構のタディーウーズ・スゾズダー議長(左から3番目)=11日、ソウル

鉄道国際協力機構社長団会議で話し合う国土交通部の金賢美長官(左から4番目)と鉄道国際協力機構のタディーウーズ・スゾズダー議長(左から3番目)=11日、ソウル



[ソウル=イ・ジヘ、キム・ウニョン]
[写真=ゾン・ハン]

「欧州と南北(韓国と北朝鮮)の鉄道を必ず連結しなければならない」
鉄道国際協力機構(OSJD)のタディーウーズ・スゾズダー議長は11日、韓国で初めて開かれた社長団会議で強調した。

スゾズダー議長は、鉄道連結について「南北・米朝首脳会談の開催が韓半島の情勢に肯定的な影響を与えた。このモメンタム(勢い)が鉄道連結にも良い影響を与えることを願う」とし、「サムスンやLGなどの韓国企業の製品が(海上を通じて欧州まで)40日でなく、16日内に到着すれば大きな話題になる」と付け加えた。

記者会見する鉄道国際協力機構のタディーウーズ・スゾズダー議長(右)と議長鉄道国際協力機構のアティラー・キス事務総長=11日、ソウル

記者会見する鉄道国際協力機構のタディーウーズ・スゾズダー議長(右)と議長鉄道国際協力機構のアティラー・キス事務総長=11日、ソウル



会議で文在寅(ムン・ジェイン)大統領の映像祝辞が公開された。文大統領は、東アジア6カ国と米国が参加する東アジア鉄道共同体を提案し、「鉄道を通じての恒久的な平和が韓半島に続くことを希望する」と述べた。

また、「東アジア鉄道共同体がエネルギーや経済共同体を構築し、多国間安保協力体制の出発点になることを期待する」とし、「南北鉄道を繋ぐ努力が欧州とアジアを繋ぐ鉄のシルクロードを完成させる終止符になる」と強調した。

ロシアや中国など20カ国の政府や鉄道事業者約300人が参加した鉄道国際協力機構社長団会議の様子=11日、ソウル

ロシアや中国など20カ国の政府や鉄道事業者約300人が参加した鉄道国際協力機構社長団会議の様子=11日、ソウル


OSJD社長団会議には、ロシアや中国など20カ国の政府や鉄道事業者約300人が参加した。会議では、効果的な鉄道運営管理や規制改定、加盟国間の技術標準化、情報システム連携などの15つの議題を巡って話し合った。OSJD活動成果や業務結果なども共有した。

韓国鉄道公社のソン・ビョンシク社長は、「運営している制度と技術分野に対して議論し、大陸鉄道を運行する上で、補完すべき内容を導き出した」と明らかにした。

jihlee08@korea.kr