去年11月21日、米ロサンゼルスで開かれた「アメリカン・ミュージック・アワード」で最高賞にあたるアーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞したBTS=聯合ニュース
[モリナ・エリアス、イ・ギョンミ]
K-POP市場がこれまでにない好況期を迎え、HYBEやSM、YGなど、韓国の主なエンターテインメント会社の去年の業績が、各社の設立以来、過去最高を記録した。
24日、金融委員会電子公示システムなどによると、BTSの所属事務所であるHYBEの去年の売り上げは、前年比58%増の1兆2577億ウォン(約1203億5292万円)だった。
営業利益は30.8%増の1903億ウォン(約182億1035万円)だった。BTSのCD販売好調や、米ロサンゼルスで開かれたコンサートの興行成績などによるものとみられる。韓国のエンターテインメント会社が年間売上高が1兆ウォン超となったのは初めて。
NCTやaespaなどの人気K-POPグループが所属しているSMエンターテインメントも、去年の売上高が7000億ウォン(約670億円)を超えた。前年比21%増の7015億ウォンで、営業利益は685億ウォン(約65億5822万円)で、954.1%増加した。
CD販売量の増加が実績好調をけん引した。同社は去年、1762万1000枚以上のCDを販売した。前年に比べて約2倍増加した。
BIGBANGやBLACKPINKの所属事務所であるYGエンターテインメントは去年、売上高3556億ウォン(約340億5380万円)、営業利益506億ウォン(約48億4568万円)を達成した。それぞれ、前年比39.3%増、370.4%増で、同社設立以来最高。同社は、従来・新規事業の売上成長によって営業利益も増えたと分析した。
主要エンターテインメント会社が過去最高の業績の達成ができた背景には、新型コロナによって公演などの開催は制限されたが、K-POP消費者がCD購入に積極的に乗り出した影響があると分析される。BTSやNCT、BLACKPINKなどのK-POP歌手が世界で大活躍していることも、売上拡大に働いたとみられる。
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