ソウル市の全景=聯合ニュース
[カン・ガヒ、イ・ギョンミ]
世界の起業しやすい都市ランキングで、ソウルが10位となった。
米独立系調査会社のスタートアップ・ゲノム社が100カ国・地域の280都市を対象に行った調査の結果をまとめた「ザ・グローバル・スタートアップ・エコシステム・リポート」の2022年版によるもの。
ランキングの1位はシリコンバレー(米国)、2位はニューヨーク(同)とロンドン(英国)、4位はボストン(米国)、5位は北京(中国)。
ソウルは去年の16位から6つ上昇し、これまでで最も高い順位を記録した。
6つの評価項目のうち、「ファンディング」が10点中9点、「ナレッジ(知識)」が8点、「コネクテッドネス(接続性)」「パフォーマンス」「タレント」が各7点と高かった。特に、資金調達などに関する「ファンディング」分野では、起業初期における投資増加に支えられ、アジアで1位となった。「マーケットリーチ」は5点を獲得した。
ソウルでの起業環境において強みを持つ産業分野としては、人工知能(AI)・ビックデータ・アナリティクス、生命科学、先端製造業・ロボット産業が挙げられた。
ゲノム社は、「ソウル市は、投資誘致を担当する『ソウル投資庁』を中心として攻撃的に海外投資に乗り出しており、汝矣島(フィンテック)、洪陵(バイオ医療)、良才(AI)に起業ハーブを構築し、積極的な政策を展開する点も、起業環境の成長可能性を高める要因」と評価した。
ソウル市・経済政策室のファン・ボヨン室長は「ソウルがトップ5の経済都市に跳躍できるよう、人材養成、企業が投資しやすい環境づくり、有望企業の海外進出支援など、様々な支援策を講じる」と語った。
kgh89@korea.kr