経済

2023.04.03

ソウル市内のスーパーマーケットで販売されるインスタントラーメン=聯合ニュース

ソウル市内のスーパーマーケットで販売されるインスタントラーメン=聯合ニュース


[イ・ジヘ]

関税庁が30日に発表した「即席めん類の輸出動向」によると、昨年における即席めんの輸出額は8億6200万ドル(約1147億円)で、過去最高となった。2021年の7億7000万ドルより12%増加した。即席めん類とは、インスタントラーメンや生めん、うどんなどがある。

即席めん類の輸出額は、2014年から毎年、最高を更新している。

今年1~2月期の輸出額も、前年同期比19%増の1億4700万ドルで、最高額を記録した。

重量でみると、昨年は1年前より10.3%増の26万トンで、過去最大だった。これは中国(46万トン)に次いで世界2位。

輸出重量は、この10年で約4倍に増えた。

関税庁は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて「おうち時間」が増えたことから、簡単に作れる料理に対する需要が増加し、映画やテレビ番組などでよく登場するインスタントラーメンなどが「Kフード」として位置付けられたことが影響したと分析する。

特に、インスタントラーメンは1年前より13.5%増加し、7億6500万ドルが輸出された。今年1~2月にも1億3200万ドルの輸出額を記録した。

国家別で見ると、中国(1億9100万ドル)、米国(1億2000万ドル)、日本(6800万ドル)の順だった。

輸出先の数は毎年増え、2022年にはこれまでで最も多い143カ国・地域に輸出した。2020年以降は、ガイアナ、ガンビア、キプロス、セルビア、アイスランド、カーボベルデの6カ国に初めて輸出する成果を上げた。

jihlee08@korea.kr