経済

2024.03.21

昨年5月12日から14日までの3日間、日本「幕張メッセ」で開催された「KCON JAPAN2023」が、日本で累積観客数48万人余りを記録した。KCONは、日本では欠かせないKカルチャーのメインイベントとして、位置づけられた=CJ ENM

昨年5月12日から14日までの3日間、日本「幕張メッセ」で開催された「KCON JAPAN2023」が、日本で累積観客数48万人余りを記録した。KCONは、日本では欠かせないKカルチャーのメインイベントとして、位置づけられた=CJ ENM


[ユ・ヨンギョン]

昨年、韓国が知的財産権の貿易で、過去最大の黒字を記録した。

韓国のドラマ、映画、ウェブトゥーン、K-POPなどの「Kカルチャー」がブームを巻き起こしたことで、文化芸術分野の著作権が過去最大の収益につながった。

韓国銀行が20日発表した「知識財産権貿易収支」統計によると、昨年の知的財産権の貿易収支は、1億8000万ドルの黒字と暫定集計された。年間基準で最大の利幅だ。

音楽や映像など、文化芸術分野の著作権でおさめた黒字が、全体の知的財産権を黒字に導いたと分析された。しかし、特許権や商標権など、産業財産権の部門では、赤字が続いた。

著作権収支は、22億1000万ドルの黒字を記録し、前年(17億4000万ドル)より収益幅が拡大した。音楽や映像(9億5000万ドル)を含む文化芸術分野の著作権による利益は、過去最大の11億ドルとなった。

文化芸術分野の貿易収支は、増加傾向にある。2021年には4億1000万ドル、2022年には8億8000万ドルと集計された。

研究開発・ソフトウェア(SW)著作権は、11億1000万ドルの黒字を記録した。ゲームを含むコンピュータープログラム部門は、前年と同様の水準である21億2000万ドルの赤字だった。

産業財産権収支は、特許・実用新案権(マイナス7億ドル)と商標・フランチャイズ権(マイナス11億7000万ドル)などを中心に、18億6000万ドルの赤字を記録した。前年(マイナス26億2000万ドル)に比べ、損失幅が減少した。

韓国銀行のムン・ヘジョン国際収支チーム長は「音楽、ドラマ、ウェブトゥーンなど韓流コンテンツに対するニーズが続く中、エンデミックを迎え、海外公演などが拡大した」として「ソフトウェア著作権も、黒字幅が増加した。韓国の大企業の海外子会社で、韓国のプログラムの輸出が増加した」と説明した。

dusrud21@korea.kr