経済

2024.06.07

韓国銀行で開かれた「2024年第1四半期国民所得(暫定)および国民勘定2020年基準年1次改編結果」の説明会で発表する韓国銀行経済統計局のチェ・ジョンテ国民勘定部長=5日、ソウル・中区、韓国銀行

韓国銀行で開かれた「2024年第1四半期国民所得(暫定)および国民勘定2020年基準年1次改編結果」の説明会で発表する韓国銀行経済統計局のチェ・ジョンテ国民勘定部長=5日、ソウル・中区、韓国銀行


[ユン・スンジン]

今年第1四半期の国民総所得(GNI)が前四半期対比2.4%増を記録し、この8年間で最も大幅に上昇した。

韓国銀行は5日、「国民勘定2020年基準年1次改編結果」を発表した。昨年韓国の1人当りGNIは3万6194ドルだった。

韓国は、人口5000万人以上の国の中で、ランキング6位を記録した。1位から5位は米国、ドイツ、英国、フランス、イタリアの順だった。韓国が日本を抜いたのは今回が初めて。

韓国銀行は、今回のGNIの結果について、第1四半期に輸出は大幅に増加したものの、輸入は減少した影響だと分析した。

韓国銀行経済統計局のチェ・ジョンテ国民勘定部長は「第1四半期に半導体などITに関する輸出品の価格が前期対比上昇したが、原油など輸入品の価格は下落した。結果的にGNI上昇率が大きくなった」と話した。

また「為替レートが安定するという前提の下、現在のような流れで行けば、1人当りの国民所得が数年以内に4万ドルになるだろう」と付け加えた。

scf2979@korea.kr