経済

2025.07.02

写真は、光陽港= 麗水光陽港湾公社

写真は、光陽港= 麗水光陽港湾公社


[パク・ヘリ]

米国の関税措置にもかかわらず、今年の韓国上半期の輸出が横ばいを示した。

1日、産業通商資源部が発表した「6月の輸出入動向」によると、今年上半期の輸出は前年比0.03%減の3347億ドルを記録した。

上半期に輸出が増加した品目は半導体、無線通信、コンピューター、船舶、バイオヘルスだった。特に半導体は、高帯域幅メモリー(HBM)やダブルデータレート(DDR)5など、高付加価値メモリー半導体の需要が増え、昨年同期比11.4%増の732億7000万ドルを達成した。

関税賦課の影響を受け、伸び悩んでいた自動車における輸出も、昨年比1.7%減の364億ドルを記録した。
東南アジア諸国連合(ASEAN)、欧州連合(EU)、中東、インドおよび独立国家連合(CIS)に輸出が拡大した。 輸出国1位の米国は3.7%減、2位の中国は4.6%減を記録した。

一方、今年上半期の輸入は1.6%減の3069億ドル、貿易収支は278億ドルの黒字を記録した。

産業資源部のアン・ドクグン長官は「今年上半期の輸出は、米国の関税措置、景気回復の鈍化、中東情勢など、グローバル通商・貿易環境における前例のない不確実性にもかかわらず、前年水準を維持した」とし、「韓国政府は、韓米交渉に全力を尽くし、貿易金融の供給、代替市場の発掘などを含む輸出支援方案を早期に用意する計画だ」と明らかにした。