政治指導者、芸能人、アスリート、アーティスト、宗教家など、有名人の蝋人形を展示する博物館がソウルにオープンした。
7月31日、ソウル市庁乙支路(ウルチロ)別館に開館した「グレヴァンミュージアム」。フランス・パリ、カナダ・モントリオール、チェコ共和国プラハに次いで4番目だ。

「グレヴァンミュージアム」を訪れた観覧客が韓流スター、ペ・ヨンジュン(写真上)とアン・ジェウク(下)の蝋人形の隣で写真を撮っている
4階建ての同博物館では、国内外の著名人80人の蝋人形が観覧客を迎える。エレベーターに乗って4階に上がると、アル・パチーノやシルベスター・スタローンなどのハリウッドスターに会える。ピカソやスティーブ・ジョブズ、アインシュタインなどの世紀の天才、世宗(セジョン)大王、申師任堂(シン・サイムダン)、李舜臣(イ・スンシン)将軍など韓国の偉人も展示されている。
大統領専用機を再現した3階の展示場には、対談中の中国・習近平国家主席と国連・潘基文(パン・ギムン)事務総長がいる。中国人観光客たちは実物そっくりの姿に感心し、カメラのシャッターを押し続けていた。フィギュアの女王、キム・ヨナ選手や、ゴルフのパク・セリ選手、野球のパク・チャンホ選手などのトップアスリートのほか、ヴァン・ゴッホやピカソなど芸術家の部屋もある。

キックをしている俳優、ブルース・リーの蝋人形

グレヴァンミュージアムには、故金寿煥(キム・スファン)枢機卿(左から)、フランシスコ法王、マハトマ・ガンディーなどの宗教指導者が展示されている

中国人観光客が、中国の習近平国家主席の蝋人形のそばで写真を撮っている
2階に降りていくと、国内外の女優が集まった「ビューティーサロン」、世界的なファッションデザイナーのスタジオ、トム・クルーズ、マドンナ、マイケル・ジャクソンなどの海外のスターだけでなく、馬ダンスを踊る歌手のPSYやピ(レイン)、G-DRAGONなどの韓流スターに会える「名誉の殿堂」がある。キム・スヒョン、イ・ミンホ、ヒョンビンなど、アジアでも人気の韓国俳優の蝋人形が展示された「韓流ウッド」ゾーンもある。観覧客に最も人気という。
開館当日、俳優ヒョンビンの蝋人形のそばで一生懸命写真を撮る2人の女性。日本人のめぐみ(Megumi)さんとまよみ(Mayomi)さんだ。「日本で、Twitterを通じてグレヴァンミュージアムがソウルにオープンすることを知り、韓国を訪れた。蝋人形がとてもリアルで、好きな俳優を間近で見ているような気分になる」と語った。
グレヴァンミュージアムの持株会社CDA(Compagnie des Alpes)のドミニク・マルセル(Dominique Marcel)代表は、「アジア初の進出先としてソウルを選んだのは、映画、音楽、デジタル、化粧品など韓国の文化産業コンテンツが優れているため」と語る。「特に、K-POPはアジア全域に広がっている。ソウルはアジア旅行で最も重要な目的地となっている」

実物にそっくりのパブロ・ピカソ

歌手PSYとG-DRAGONの蝋人形
グレヴァンミュージアムの観覧時間は午前10時から午後6時まで。年中無休。入場券の予約は公式ホームページ (
http://www.grevin-seoul.com/ko)で。料金は大人23,000ウォン(19〜64歳)、青少年(13〜18歳)18,000ウォン、子供(3〜12歳)と年長者(65歳以上)は15,000ウォン。
記事:コリアネット ソン・ジエ記者
写真:コリアネット チョン・ハン記者
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