
18日、韓国とフランスの国交樹立130周年を記念し、パリのエッフェル塔で太極旗を形象化した照明ショーが繰り広げられている
パリの夜空が韓国の国旗、太極旗の色である赤と青に染まった。
韓国とフランスの国交樹立130周年を記念する「2015-2016韓・仏相互交流年」のイベントが18日、フランス・パリで開幕した。パリの象徴であるエッフェル塔は、太極旗の文様とフランス国旗の3色である白、赤、青の灯りで彩られた。
エッフェル塔の向かいにあるシャイヨー宮国立劇場では「宗廟祭礼楽」が鳴り響いた。宗廟祭礼楽は、朝鮮の王と王妃の神位を祀った「宗廟」で祭礼を行う時に使われた楽器と歌、踊りで、海外で全編が公演されたのは今回が初めてだ。
宗廟祭礼楽の公演が終わると、1250席を埋め尽くした観客が「トレビアン(Tres bien、すばらしい)」「マグニフィーク(Magnifiques、すごい)」などと叫びながら熱狂的な拍手を送った。

韓国伝統芸術「宗廟祭礼楽」の全編の公演が18日、フランス・パリのシャイヨー宮国立劇場での「2015-2016韓・仏相互交流年」イベントの開幕式で行われている。
フランスのフルール・ペルラン文化・通信大臣は、「韓・仏相互交流年を迎え、韓国の魂の一部を垣間見ることができる機会を持った。韓国の内なる姿が見られるというのは、私たちにとって大きな特権」と語った。
これに対し、黄教安(ファン・ギョアン)首相は、「今回のイベント期間には、韓国の音楽、料理、芸術などを発信する多様な文化行事が開かれる。これを通じて、両国の国民が両国の多様な芸術と文化に触れ、互いをより深く理解できることを願う」と述べた。

黄教安首相(左から2番目)とフランスのローラン・ファビウス外相(右から2番目)、フルール・ペルラン文化・通信大臣(右)が18日、フランス・パリのシャイヨー宮国立劇場で開かれた「韓・仏相互交流年」のイベントで開幕を知らせるボタンを押している
韓国とフランスは、2010年11月の首脳会談で、国交樹立130周年に合わせて「2015-2016相互交流年」のイベントとして「フランス内の韓国の年」と「韓国内のフランスの年」を開くことで合意している。「フランス内の韓国の年」のイベントは来年8月までで、パリ、ナント、マルセイユ、リヨン、リール、ニースなどフランスの主要都市で様々な文化行事が開かれる。
「韓国内のフランスの年」のイベントは、ソウル、釜山(プサン)、大田(テジョン)、大邱(テグ)、済州(チェジュ)などで開かれ、フランスの映画や美術などを紹介する60余りの文化イベントが予定されている。
コリアネット ソン・ジエ記者
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