日本の日刊経済紙、日本経済新聞は1日、「國村隼が快挙 韓国映画、気を吐く日本のベテラン俳優」という題目の記事で韓国映画界で活躍する國村隼(写真に右から2番目)など、日本俳優について報道した。=日本経済新聞
[キム·ヨンア]
日本日刊経済紙、日本経済新聞(日経)は「國村隼が快挙 韓国映画、気を吐く日本のベテラン俳優」という題目の記事で韓国映画界で活躍する日本俳優達を集中的に紹介した。
この新聞は「世界で高い評価を得ている韓国映画界で、日本のベテラン俳優たちが韓国の人気俳優たちと肩を並べて活躍を見せている」とし、その一例に3月、日本で封切りされたナ·ホンジン監督の「コクソン(哭声)」(2016)に出演した俳優、國村隼を挙げた。
この作品である田舎に起こる村人たちを惑わす得体の知れない“よそ者”を怪演した國村隼についてこの新聞は「圧倒的な存在感で強烈な印象を残し、韓国で最も権威のある映画賞'第37回青龍映画賞'で外国人俳優としては史上初の男優助演賞と人気スター賞の2部門受賞という快挙を成し遂げた」と報道した。
次いでナ·ホンジン監督の言葉を引用して、「この役を演じ切れるのは國村さんしかいないと確信し、直接日本に出向きオファーしました。もし演じていただけなければ、映画自体が大きく違ったものになっていた」と、國村をキャスティングした背景を明らかにした。
國村と一緒に、映画「ドンジュ」(2015)で悪辣な日本の刑事役を演じた日本出身の在日3世の俳優、キム・イヌなど、最近日本俳優達の韓国映画界への進出が相次ぐ背景についてこの新聞は「最近の韓国人若手監督たちは、日本の映画やアニメを本当をよく見ていて、そういったところで俳優を知り、自分の作品へということもあるのではないか」と説明した。
また日本のアニメ「君の名は。」(2015)と映画「鍵泥棒のメソッド」(2012)をリメイクした韓国の映画「ラッキー」(2015)が大ヒットしたことに対して「(日本作品の人気は)韓国映画界が一層、日本寄りの様相を深めるのではないかと思う」と、「今後も日本人俳優、しかも名優たちの進出の機会は十分あり得る。」と伝えた。
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