コチョウランの上に座っているカエル=6日、京畿道・華城市、聨合ニュース
[ミン・イェジ、イ・ギョンミ]
「春が来てカエルが冬眠から覚める」との啓蟄が来た。
啓蟄は二十四節気の中で3番目にあたる。
春の始まりと言える啓蟄は、農耕社会だった先祖にはとても大事な日であった。
先祖は啓蟄に土仕事をすると問題がないといって、壁に塗ったり垣を作った。豊年を祈りながら病害虫防除のため、田畑に火をつけて燃やすことも啓蟄が過ぎたら禁じられた。
今はなくなった風習ではあるが、農村では昔、春に一番先に覚める動物が万物の生気を持っていて、目と頭をすっきりさせると信じていたため、カエルとサンショウウオの卵を食べたりもした。
イタヤカエデの樹液を飲むことは今も見られる啓蟄の風習の一つ。啓蟄にイタヤカエデ樹液を飲むと、胃腸の病気や胸焼け、胃もたれなどに効くとされ、今頃はイタヤカエデ樹液の採取が盛んに行われている。
二十四節気の立春を皮切りに雨水、啓蟄が過ぎて春
分になると、本格的な春が始まる。
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