韓国芸術団の平壌公演を報道した米国のワシントン・ポスト紙=2日、ワシントン・ポスト紙
[ソ・エヨン、キム・ウニョン]
韓国と北朝鮮(南北)のテコンドー演武団や芸術団が1日から3日にかけて、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)で公演を行った。公演のテーマは「春が来る」。主要外信は、27日に開かれる「2018南北首脳会談」に向け、融和ムードを持続させると肯定的に評価した。
米国のワシントン・ポスト紙は、2日付の記事で「今まで北朝鮮の最高指導者が韓国の公演を観覧するのは前例のないこと。今回の公演は重要な分岐点となるだろう」と報じた。
米国のウォール・ストリート・ジャーナルは、2日付けの記事で「2018平昌冬季オリンピックを契機に南北が共に融和ムードを高めた。最近はKーPOP外交を始めた」とし、「韓国が経済・文化分野で活躍している。その中でKーPOPは、ソフトパワーのシンボルとして扱われている」と報じた。
英国のタイムズは3日付けの記事で、1日に開かれた韓国芸術団の公演を観覧した朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の鑑賞を朝鮮中央通信を通じて引用した。金委員長は「北朝鮮の人々が韓国の大衆芸術への理解を深め、心から歓呼している姿を見て、感動を禁じえなかった。平壌の人々にこのような公演を披露してくれてありがたい」と述べたという。
韓国芸術団の平壌公演を報道したNHK=3日、NHK
アジアやヨーロッパの外信も一斉に報道した。
NHKは「今月27日に開かれる南北首脳会談に向けて双方が融和ムードを盛り上げるものとなった」とし、ベトナムのトゥオイチェー紙は「2018平昌冬季オリンピックに続き、音楽を通じて南北が寄り添う機会を用意した」とした。イタリアのラ・レプッブリカ紙は「韓国芸術団が韓半島の雪解けの任に当たった」と報じた。
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