映画「わが国の語音」のワンシーン
[ソウル=キム・ウニョン]
[写真=メガボックス中央プラスエーム]
韓国の1万ウォン札に登場する人物「世宗大王」。世宗(セジョン)は、李氏朝鮮の第4代国王として数多くの業績を残した。1443年にハングルの古称である「訓民正音」を制定したことが、最も偉大な業績の一つ。
その裏事情を描く映画「わが国の語音」の制作報告会が25日、ソウルのメガボックス東大門(トンデムン)で開かれた。報告会には、チョ・チョルヒョン監督と映画「パラサイト」の主役を務めたソン・ガンホ、パク・ヘイル、チョン・ミソンが参加した。
「わが国の語音」は、世宗と僧侶のシンミが、すべての臣下の反対を押し切って、訓民正音を創製したという説を題材にした。言語学者と宗教学者の諮問を経て歴史的な事実を強化した。
チョ監督は、韓半島の5千年にわたる歴史の中で、最も偉大な業績として「八萬大蔵経」と「訓民正音」を挙げた。作品に対して「その偉大な業績に隠された人間的な姿を描いた」と説明した。
世宗役を務めるソン・ガンホは、「ハングルを作る過程で世宗大王の人間的な苦悩や孤独な王としての苦痛を表現できるように努力した」と述べた。
シンミ役を務めるパク・ヘイルは、もう一つの見所として、ユネスコ世界文化遺産に指定された「大蔵経板殿(テジャンギョンパンジョン)」と「世界記録遺産」の「高麗八万大蔵経(コリョパルマンテジャンギョン)」をはじめ、70点余りの文化財を保有している海印寺(へインサ)などの撮影地を挙げた。
7月24日に韓国で上映。最近ハングルを勉強する外国人が増え、関心も高いことから、映画の意味がもっと伝わるだろう。
映画「わが国の語音」のポスター
eykim86@korea.kr