[ユ・ヨンギョン]

いつでも、どこでも韓国語を学ぶことができるようになる。

文化体育観光部は７日、世宗学堂財団と共同で「メタバース世宗学堂」（http://ksif.zep.site）を本格的に運営すると発表した。世宗学堂は、韓国政府が運営する韓国語教育機関。

メタバース世宗学堂は、外国人が仮想空間で韓国語でコミュニケーションしながら韓国語を勉強をするネット上のプラットフォーム。世宗学堂の受講希望者数が１万人に達するなど、韓国語学習への需要が爆発的に増加していることから構築された。

受講生は、自分のキャラクターを選んだ後、メタバース空間にアクセスし、他の国の人々とチャットしたり、ビデオ通話したりすることができる。また、人工知能（ＡＩ）を活用し、運動や買い物といった、その状況に合う韓国語会話を練習することもできる。

「キャンパス空間」と「マウル（村）空間」で構成されている。「キャンパス空間」は、韓国語授業が行われる講義棟、韓国文化が体験できる文化体験棟、大規模イベントが行われる行事棟からなる。「マウル空間」には、東大門デザインプラザ（ＤＤＰ）、ソウル駅、漢江公園、広蔵市場など、韓国の代表的な名所がある。

また、韓国生活が体験できる「韓国生活３６０度 仮想現実（ＶＲ）映像」２種類も楽しむことができる。

他にも、韓国民俗体験村や遊園地など新しい地図（マップ）や「韓国生活３６０度 仮想現実（ＶＲ）映像」１２種類、韓国語・Ｋカルチャー体験ゲームコンテンツ３種類を、毎月、順次公開予定。

去年１１～１２月に試験運営されたメタバース世宗学堂。試験運営された期間には、１２３カ国・地域から一日平均４８０人がアクセスし、韓国語でコミュニケーションした。

同部の関係者は「韓国文化の影響力が大きくなり、韓国語と韓国に対する世界の人々の関心が高い」とし、「去年１５万人程度だった世宗学堂の受講生の数を２０２７年までに５０万人に増やす礎を築いた」と話す。

dusrud21@korea.kr