韓中日が参加する文化交流イベントの「2024東アジア文化都市」が、19日から24日まで慶尚南道・金海で開かれる。写真は、開幕式に先立って行われる「水路王陵」イベント。19~21日の夜間に開場する。
[テレシア・マーガレット]
[写真=金海市]
韓国と中国、日本が参加する文化交流イベント「東アジア文化都市」が慶尚南(キョンサンナム)道・金海(キムへ)市で開かれる。
金海市は19日から24日にわたり、「2024東アジア文化都市」を金海市にある水路(スロ)王陵の一帯で開催すると発表した。
韓国、中国、日本は毎年各国の伝統的な文化を代表する都市を「東アジア文化都市」として選定する。各国の伝統舞踊や人形劇、代表料理などを共有し、お互いの文化と芸術を発信する文化交流イベントだ。
今年は韓国の金海市をはじめ、中国の威方市と大連市、日本の石川県が東アジア文化都市として選定された。しかし、石川県が今年の初めに発生した地震で事業中断を宣言した。このことを受け、日本では石川県の代わりに過去の文化都市1カ所が交流をすることになった。
開幕式は22日、金海文化の殿堂マルホールで行われる。幕開けを華やかに彩る催しとして、チェ・ソンヒ伽倻舞踊団の踊りや、中国の伝統影人形劇、日本の伝統踊りが披露される
続いて、クム・ナンセ・ニューワールド・オーケストラの演奏や金海市立合唱団、ワンミリオン・ダンスチーム、歌手のウン・ガウン、ペク・チヨンが公演を披露し、市民を迎える。
開幕式には市民なら誰でも無料で参加できる。11日の午前10時から「2024東アジア文化都市」の公式ホームページ(
https://www.gimhae.go.kr/cceagh.web)で事前予約が可能だ。公演場に入場できない市民のために、文化の殿堂の庭に屋外スクリーンを設置し、公演をリアルタイムで中継する。
開幕式に先立って行われるイベントも充実している。19~21日、水路王陵一帯で夜間開場をはじめとする様々な芸術や音楽の公演イベント、芸術市場を開催する。特に、韓中日の豚肉をテーマにした「トン(豚)アジア」のイベントでは、金海を代表する豚肉であるティッコギ(金海市発祥の焼肉料理)を試食することができる。
ホン・テヨン金海市長は「今年は東アジア文化都市を皮切りに、金海訪問の年など大規模なイベントが続く。金海市のブランドをさらにアップグレードできる非常に意味深い年になるだろう」とし、「イベントの主人公は、市民の皆さんだ。市民たちが幸せな一年を送ることができるように最善を尽くす」と話した。
「2024東アジア文化都市」の開幕式の公式ポスター
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