日本による植民地時代に毀損された水原華城行宮が119年ぶりに元の姿に復元されたと京畿道水原市が23日、明らかにした=聯合ニュース
[イ・ジヘ]
日本による植民地時代に毀損された水原(スウォン)華城(ファソン)行宮(ヘングン)が119年ぶりに元の姿に復元された。
京畿(キョンギ)道・水原(スウォン)市は24日、華城行宮の于華(ウファ)館の外庭で、水原華城行宮于華館・別廚(ビョルチュ)の復元開館式を開催した。1905年から数えると119年ぶりに、于華館・別廚の復元事業に着手した1989年から数えると35年ぶりに復元事業が終わったことになる。
華城行宮は1789年、正祖(チョンジョ)大王が父親である思悼世子(サドセジャ)の墓を移葬してから、約600マスの正宮の形で建立された。朝鮮時代の地方にあった宮殿としては規模が一番大きい。普段は官庁として使われたが、王が水原に行く時には、王や随員が滞在する宮室として使われた。
華城行宮は官吏や使臣が滞在していた于華館に、1905年に水原公立小学校が建てられ損壊した。1911年からは奉壽堂が慈恵医院として使われた。1923年には日本が華城行宮の一部を取り壊し、京畿道立病院を新らしく建てた。
1989年に「水原華城行宮 復元推進委員会」が発足し、復元事業が始まった。
水原市の関係者は「華城行宮のように長い歴史を持つ行宮は他にはない」として「今回の復元事業で、平凡ながらも特別である華城行宮が完全な姿を回復した。華城行宮の価値を広く知らせられるようになった」と評価した。
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