文化

2024.07.18

国立中央博物館の解説プログラムに参加した外国人来館者ら

国立中央博物館の解説プログラムに参加した外国人来館者ら


[シャルル・オデゥアン]
[写真=国立中央博物館]

今年の上半期(1~6月)に国立中央博物館を訪れた外国人来館者数は9万4951万人で、過去最多を記録した。これまで最多だった昨年より約35%増加した。

展示コンテンツを多様化したことや、外国の博物館・美術館と交流を拡大した結果だと博物館側は分析する。英国美術館・博物館の専門月刊紙「アート・ニュースペーパー(The Art Newspaper)」が発表した、世界博物館の来館者数調査結果によると、国立中央博物館は来館者数ランキングで5位(2022年)、6位(2023年)を獲得するなど、世界で有名になった点も外国人来館者数が増加することに影響したという。

国立中央博物館のデジタル実感映像館で流れるパノラマ映像

国立中央博物館のデジタル実感映像館で流れるパノラマ映像


国立中央博物館では、外国人のためのガイドツアーが毎日行われる。今年の上半期には、前年同期比29%増の3900人余りの外国人が利用した。他にも、韓国に住む外国人や留学生などを対象に解説するプログラムが行われた。

博物館内を案内してくれるロボット「キューアイ」は、韓国語だけでなく英語・日本語・中国語で対応できる。博物館の利用方法だけでなく、展示の解説や簡単な対話もできる。

展示を案内してくれるロボット「キューアイ」

展示を案内してくれるロボット「キューアイ」


同博物館によると、海外博物館との交流を拡大したことも外国人来館者の増加に影響したという。現在、米国のデンバー美術館では韓国の陶磁器に関する展示が、ボストン美術館では「韓流」特別展が開催されている。

来年には、ドイツのドレスデン博物館連合、日本の東京国立博物館などで大規模特別展示会を開催する予定だ。

caudouin@korea.kr