2024年は「青龍の年」だ。KOREA.netは、龍に関連する今年おススメの旅行地を紹介する。
[テレシア・マーガレット]
江原道・三陟市にあるチョゴクヨングル・チョッデバウィから眺めた「燭台岩」=三陟市観光ホームページ
美しい海辺と日の出で有名な江原(カンウォン)道・三陟(サムチョク)市には、草谷龍窟(チョゴクヨングル)燭台岩の道がある。燭台岩から5分ほどデッキを歩くと、亀岩、獅子岩、龍窟など独特な地形が生み出す絶景が楽しめる。小さな釣り船が通る龍窟は、大蛇が龍に昇天した場所だという伝説がある。
慶尚北道・醴泉郡にある飛龍山の展望台から眺めた回龍浦。 韓国観光公社
慶尚北(キョンサンプク)道・醴泉(イェチョン)郡にある回龍浦(フェリョンポ)は、洛東(ナクトン)江の支流であるネソン川の流れる様子が、まるで龍のようだとしてつけられた名前だ。高度240メートルの飛龍山(ピリョンサン)の展望台に登ると、村の様子を一望することができる。回龍浦の近くには、「龍宮郷校」、「龍宮駅テーマ公園」といった龍にまつわる名所や「龍宮スンデ」といった龍の名を冠した料理などがある。
釜山・機張郡にある海東龍宮寺の全景=韓国観光公社
釜山(プサン)・機張(キジャン)郡にある海東龍宮寺(ヘドンヨングンサ)は、龍と関連がある代表的な寺院だ。海東龍宮寺は1376年に創建された後、壬辰倭乱の時に焼失した。しかし、1930年代の初期に建て直され、普門寺(ポムンサ)という名前を付けた。その後、1970年代の初期に白衣観音が、龍に乗って昇天する夢を見た住職のジョンアム僧侶が、海東龍宮寺という名前に変えた。大雄殿のすぐ前にある、真身舎利塔の部分は、その形から龍頭岩と呼ばれている。この他にも、日の出スポットとして有名な祭龍壇(ジェリョンダン)放生場や橋の下にコインを投げて願いごとをする龍門橋などがある。
全羅南道・高興郡にあるミルマルギルの龍のオブジェ=韓国観光公社
全羅南(チョルラナム)道・高興(コフン)郡には、4キロの探訪路であるミルマル道がある。純韓国語(韓国語固有の言葉のこと)で龍を意味する「ミル」と、空を意味する「マル」が組み合わさった名前だ。高興宇宙発射展望台から歩いていくと、最後の地点である影南(ヨンナム)龍岩にたどり着く。 龍が険しい岩に乗って昇天したという伝説を持つ嶺南龍岩は、火山活動でできた高さ120メートルの岩山だ。絶壁の上には、如意宝珠を持っている龍のオブジェが目を引く。
済州道・済州市にある龍頭岩の全景=済州観光公社
済州(チェジュ)道・済州市に位置する龍頭岩(ヨンドゥアム)は、済州国際空港から10分で行けるため、国内外の観光客がよく訪れる。龍頭岩という名前にはある言い伝えがある。一頭の龍が空に昇ろうと漢拏(ハルラ)山の神霊の玉を盗んだ。しかし、逃げる途中で神霊の矢に当たり、海の中に落ちてしまった。そして、頭だけが空を向いた状態で、そのまま固まってしまったという。日没が美しいことで有名な場所で、日が暮れる頃に龍頭岩を訪れ、夜景スポットである龍淵雲(ヨンヨンクルム)橋を歩くコースが人気だ。
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