食・旅行

2024.03.05

全羅南道・順天市で伴侶動物と散歩する市民ら=文化体育観光部

全羅南道・順天市で伴侶動物と散歩する市民ら=文化体育観光部


[テレシア・マーガレット]

京畿道・抱川(ポチョン)と全羅南道・順天(スンチョン)が、「伴侶動物(コンパニオンアニマル)と一緒に旅行しやすい地域」に新たに選定された。文化体育観光部が5日、発表した。

「伴侶動物と一緒に旅行しやすい地域」とは、伴侶動物と自由に宿泊やショッピング、観光などができる場所のこと。昨年は蔚山(ウルサン)広域市と忠清南道・泰安(テアン)郡が選ばれた。


今年は18の地方自治体からの申し込みがあり、これまでにはなかった独創的な体験型観光コンテンツが多くあった。例えば、抱川の「老犬との思い出旅行」「ペットロス症候群の治療・克服プログラム」、順天からは干潟を活用した「ペットのマッド(泥)体験」「ペットの癒し体験プログラム」といった旅行商品があげられた。

今回の選定を受け、抱川と順天は都市の魅力を発信すると同時に、伴侶動物も共に旅行できる観光プログラムを開発する。


抱川は、「世の中のすべての伴侶動物が幸せになる旅行先」とのスローガンを掲げ、市内にある複合文化アートスペースである抱川アートバレーを拠点にした伴侶動物ウェルカムセンターをオープンする。抱川の有名観光スポットであるピドゥルギナン瀑布(滝)やモンウリ峡谷など、これまで伴侶動物の立ち入りが禁止になっていた漢灘江(ハンタンガン)一帯を一時的に開放する旅行プログラムも運営する。

順天は、「順天にペットのパラダイス!」とのスローガンで昨年にオープンした「伴侶動物文化センター」を中心に、正しい伴侶動物文化を広めていく。順天湾国家庭園でペットと一緒に泊まることができるキャンピングプログラム、伴侶動物と一緒に走るマラソンプログラムなど、順天でしか体験できないユニークな伴侶動物同伴プログラムを作る。

文化体育観光部の関係者は「伴侶動物を伴った旅行の需要が、以前より増えている」とし、「独特な観光コンテンツを発掘すると同時に、積極的なPR活動を行うなど、後押しする」と述べた。

margareth@korea.kr