食・旅行

2024.03.21

ソウル都心を走る「清渓川 自動運転バス」。市民はもちろん、ソウルを訪問する外国人のための観光商品として生まれ変わる=ソウル市・公式フェイスブック

ソウル都心を走る「清渓川 自動運転バス」。市民はもちろん、ソウルを訪問する外国人のための観光商品として生まれ変わる=ソウル市・公式フェイスブック


[パク・ヘリ]

外国人観光客も「清渓川自動運転バス」を便利に乗れるようになった。このバスは清渓川(チョンゲチョン)から出発し、世運(セウン)商店街を通り、広蔵(クァンジャン)市場まで行く。

ソウル市は、21日から清渓川~広場市場の区間を運行する自動運転バスを「K自動運転観光商品化事業」として本格的に推進すると明らかにした。自動運転バスは、市民の移動手段でもありながら、観光商品としても運営される。

ソウル市は「ソウル市自動運転専用呼び出しアプリ(TAP!)」を改編した。韓国はもちろん海外からも簡単に予約できるように、会員登録のための本人認証に関するプロセスなどを簡素化した。団体予約の機能も追加した。これまでは呼び出しアプリをダウンロードした後、会員登録するためには、韓国の通信キャリアの本人認証が必要だった。しかし、外国人は韓国の携帯番号を持っていない場合が多く、利用が難しかった。

アプリの本人認証も携帯電話のメールからできるように改善し、海外でも会員登録ができるようにした。団体予約の問い合わせは、電子メール(cs@42dot.ai )で可能だ。今年下半期からは、呼び出しアプリでも申し込みが可能になる。

今月中に、ソウル市公式観光情報ホームページである「ビジット・ソウル(Visit Seoul)」に「自動運転シャトル」のメニューを新設する。自動運転バスの運行コース、運行曜日、運行時間や運行料金などの情報を英語で提供する予定だ。

2022年11月から運行している清渓川自動運転バスの路線は、昨年11月に清渓5街の広蔵(クァンジャン)市場まで延長された。これまで計4643人が利用したものと集計された。

ソウル市のユン・ジョンジャン都市交通室長は「今後も外国人観光客が便利に自動運転バスを利用できるようにする。ソウルの魅力をしっかりと感じられるように、運行方式やサービスを発展させていく」と述べた。

hrhr@korea.kr