名誉記者団

2020.09.30

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Wフィルハーモニックオーケストラコンサート

Wフィルハーモニックオーケストラコンサート


[ソウル=佐々木和義(日本)]
[写真=佐々木和義]

新型コロナウイルスで中止となっていたコンサートが少しずつですが、再開しています。韓国の音楽といえば、K-POPをイメージする人が多いですが、クラシック音楽もオススメです。韓国のクラシック音楽はここ10年で一気にレベルが上がりました。その背景には、音楽家の活躍があります。

韓国の音楽シーンは、K-POPと国楽に占められ、クラシック音楽家の活躍の場は限られていました。そこで、多くの音楽家が海外に活躍の場を求めました。一方、海外の著名な音楽家の韓国公演が増え、また、クラシック音楽に関心を持つ人が増えはじめると、さらに多くの人がクラシック音楽に触れる機会を提供するため、韓国に戻る音楽家が現れました。韓国に戻った音楽家は人々がクラシック音楽に触れる機会を提供するなど、クラシック音楽の大衆化に取り組んでいます。


芸術の殿堂でキム・ナムユン指揮者

芸術の殿堂でキム・ナムユン指揮者


その1人がWフィルハーモニックオーケストラを結成したキム・ナムユン指揮者。
彼は、シカゴ・アカデミック室内管弦楽団やニュージャージー・フィルハーモニー管弦楽団などアメリカで活躍した後、2008年に帰国してWフィルハーモニックオーケストラを結成しました。


Wオーケストラは、クラシック音楽はもちろん、国楽・ジャズ・ミュージカルなど多様なジャンルに取り組んでいます。またポストタワーアートホールで無料コンサートを実施するなど、さまざまな層がクラシック音楽に触れる機会を提供しています。


マイクで聴衆に語りかけるキム・ナムユン指揮者

マイクで聴衆に語りかけるキム・ナムユン指揮者


通常、クラシック音楽の演奏者が聴衆に語りかけることはありません。ステージに上がって演奏をはじめ、終演後は何も語らずステージを後にします。一方、キム・ナムユン指揮者はマイクを持って聴衆に語りかけ、終演後もロビーでファンと交流するなど、クラシック音楽の裾野を広げる活動を続けています。


ラトビア建国100周年韓国コンサートでライアン・ゲーセル指揮者

ラトビア建国100周年韓国コンサートでライアン・ゲーセル指揮者


このほか、韓国に居住する外国人音楽家もクラシック音楽の普及に尽力しています。
アメリカ人のライアン・ゲーセル氏は、若い音楽家を指導する傍ら、韓国人と韓国に居住する外国人で編成したオーケストラと合唱団を指揮し、クラシック音楽を通して交流する活動を行なっています。2018年には建国100周年を迎えたバルト3国のラトビアから来韓した合唱団のコンサートを支援するなど、韓国クラシック音楽界の国際化に取り組んでいます。

私とキム・ナムユン指揮者、Wフィルハーモックオーケストラとの出会いは2019年5月でした。合唱に参加し、演奏に魅了されて以降、カメラマンとして撮影を担っています。

オーケストラは指揮者と演奏者が一体になったとき、最高のパフォーマンスを発揮します。以下は、すべて Wフィルハーモニックオーケストラコンサートの様子。









*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

eykim86@korea.kr