名誉記者団

2021.08.24

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韓ドラ展公式ホームページうより

韓ドラ展 公式ホームページより


[東京=花野友季子(日本)]

[写真=花野友季子]


韓国国内だけでなく、動画配信サービス「Netflix」を通じて世界中にコンテンツを届けている韓国のドラマ制作会社「スタジオドラゴン」。2016年の設立からヒット作品を制作、飛躍的な成長を続けてきました。

今回、日本で愛されている3作品「ヴィンチェンツォ」、「スタートアップ 夢の扉」、「キム秘書はいったい、なぜ?」にスポットライトを当てた『スタジオドラゴン 韓ドラ展』が東京で7月9日から開幕しました。

ライセンス・ビジネス・ディビジョンのユ・ボンユル局長は、オンラインでの開会で韓国ドラマについて「皆さんの想像力によって作られるものである」とし、「様々なことを想像していただくと、より楽しんでもらえる」と語りました。


【スタジオドラゴン紹介】エリア

これまで手掛けた作品のポスターが年代順に飾られており、展示会への期待が高まること間違いなし!年間30本を手掛ける、プレミアムストーリーテラーグループの凄みを感じました。



【ヴィンチェンツォ】エリア
2021年2月から韓国で放送、ダークヒーローであるヴィンチェンツォと小市民たちの成長と覚醒をテーマに作られた作品「ヴィンチェンツォ」。日本ではNetflixで配信され、最終話が配信されると総合ランキング1位にランクイン。



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エリアに入ってすぐ、「ヴィンチェンツォ」の名場面を大画面で見ることができます。ヴィンチェンツォが着用したスーツや、霊媒師を演じた時の韓服、チャン・ハンソとアイスホッケーをした時のユニフォームもあります。

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小道具展示では、作品の中では一瞬しか映っていないパスポートやギロチンファイル、マルタ島の絵葉書などがあります。キャラクター設定のため細かい部分まで用意されていて驚きました。

このほか、「까발리어TV(暴露TV)」の覆面やドラマ制作秘話Q&Aとサイン入りの台本が展示されており、緻密に構成されたストーリーへの理解が深まりました。「クムガプラザ」のフォトスポットや愛を伝えたLEDアプリ、インザーギのイメージ複製もあるので、様々なシーンを思い出しながら、じっくり鑑賞することができます。


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【スタートアップ 夢の扉】エリア
2020年10月から韓国で放送、癒しと応援をテーマに作られたコメディノワール作品「スタートアップ 夢の扉」。美しい映像美で話題となりました。場面写真と看板、名刺などが展示されています。その隣には、舞台を再現したものもあります。色使いが美しく、見ているだけで元気を貰うことができ、自分も作品の出演者になった気がしました。

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次にダルミとハンチーム長が手紙のやり取りをする、桜の木にある“巣箱”は実際に使用されたものが展示されています。巣箱の中には手紙の束が入っており、桜の木は幹の部分が本物を使用して再現されていました。


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また、登場人物の衣装も紹介されており、作品の世界観に浸ることができました。



【キム秘書はいったい、なぜ?】エリア
2018年6月から韓国で放送、ウェブトゥーン原作の胸キュンラブコメディー「キム秘書はいったい、なぜ?」。パク・ソジュンが演じる御曹司イ・ヨンジュンとパク・ミニョンが演じるキム秘書の甘い恋の“駆け引き”が人気の作品です。



目に入るのは、キム秘書のデスクのポストイット。一つ一つを近くで見てみると、誰よりも仕事ができる秘書であることを感じられました。また、手書きのハングルはとてもかわいいです。


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胸キュン体験フォトスポットは、3カ所「クローゼット」「ネクタイ」「ウエディング」があります。特に、話題のクローゼット・シーンを再現したスポットでは、ミソをひざだっこする側、ヨンジュンにひざだっこされる側の夢の2ショット!パネルを動かして、両方を体験できます。


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人々が抱えるトラウマについても描かれているのがこの作品の奥深さ。物語のカギを握る<わたしのオッパへ 日記コーナー>では、子どもならではの書き間違いもあるそうで、翻訳を見ながらその“愛らしさ”を感じました。

ミソのひとり暮らしをする部屋のベッドには、劇中使用アイテムであるぬいぐるみ“お疲れ牛”と“忘れない犬”もあります。


そして、韓国ドラマに欠かせない存在「OST」ライブ映像も見ることができました。


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メディアツアーでは、韓国ドラマ・ライターであるMisa氏が、韓国からリモートで展示会の見どころを紹介。「ヴィンチェンツォ」の名ゼリフがシャワーのように降り注ぐ―――ただ字幕として見た言葉に込められた深い意味を理解する仕掛けは今、ここでしか体験ができません。


このほか、韓国ドラマのグッズや韓国食品を購入できます。8月28日(土)まで開催。

ジャンルの異なる3作品の展示を“体感”することによって、韓国ドラマへの愛や理解がさらに深まりました。コロナが終息したら、世界中にいる韓国ドラマ・ファンがロケ地を訪れるだけでなく、作品に“浸れる”機会が作られることを願います。


*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

eykim86@korea.kr