[仙台=木村吉貴(日本)]
[写真=小暮真琴]
韓国地方旅プランナーの小暮さんが9月初旬に約2年7か月ぶり、203回目となる訪韓を果たしました。羽田空港から離陸する時、「ようやく韓国へ行ける」という喜びに涙がこぼれてしまったようです。 今回は、コロナ後の韓国の最新観光スポットに関する情報や、久しぶりに韓国を訪れてどうだったのかなど、お話をお伺いしました。 2年7か月ぶりの「韓国の今」を体感するため、22022年9月1日~7日の1週間の日程で、ソウル、釜山、昌原、大邱を周遊してきたそうです。小暮さんの韓国旅行の話を、上編と下編に分けてお伝えします。
3.ドラマロケ地~「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の7話と8話に登場した榎の木のある丘~
韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の7話と8話で、京畿道(キョンギド)のある村に高速道路建設が予定されますが、それにより村が分断されることを恐れる住民たちが建設反対の訴訟を起こします。
村のご神木である榎の木が天然記念物に指定されたことにより、高速道路建設は中止となるというストーリー。
榎の木のある丘
のどかな村を一望できる小高い丘とそこに生えた榎の木を一目見たくて、訪問したところ、平日の午前中にも拘わらず、大勢のドラマファンが訪れていました。
周辺の住宅の塀には、ドラマの中の象徴的なシーンや主人公が大好きなクジラの壁画が描かれていたり、ドラマに登場した村人たちの家を示すプレートもあり、ここを訪れる人はドラマのシーンを思い出しながら、更に気持ちが高揚することでしょう。
壁画
♣昌原市義昌区大山面北部
2015年保護樹に指定され、木の年齢は約500年程度と推定される。高さは16m、胸囲は6.8m、木の枝と葉がぶら下がった最大幅を指す水管幅は27m程度
4.韓国地方旅プランナーお勧めの韓国グルメ
ソウルの忠武路(チュンムロ)駅傍の仁峴(インヒョン)市場。新鮮な海鮮料理を出す食堂や酒場が多くよく尋ねます。
6~9月が旬のマナガツオのチョリム(ピリ辛煮)やトルとボイルしたモンゴウイカは、鮮度抜群の材料だからこそ美味しかったです。ここは近くの印刷工場で働くアジョッシたちでいつも混んでいます。地元の人たちでにぎわう店は、味に間違いありません。
お勧めの韓国グルメ
5.旅を終えて思ったこと、これから韓国へ行かれる方へ
ソウル市内では、バス乗車時や駅の改札で交通カードをかざすと、「マスクを着用してください」とアナウンスが流れます。
また、エスカレーターのベルト部分には、自動清掃装置が取り付けられ、下から上へとこまめに消毒していました。これは、日本も見習うべきでは、と思いました。
日本にいる時と同様に、マスク着用、こまめな手洗いに加え、韓国の友だちなどと食事をする時には取り箸を使い、各自小皿に取り分けるよう協力してもらうようにしました。また、十分に睡眠を取り、疲れをためない…といったことを守っていれば、コロナ感染リスクはかなり下げられると思います。
今回のレポートが、これから韓国へお出掛けになる皆様のお役に立てば嬉しいです。
*小暮真琴さんの紹介
韓国地方旅プランナー。駐横浜大韓民国総領事館オンライン・パートナー。
訪韓回数は200回を超え、2018年10月に韓国162自治体を踏破。
韓国観光協会中央会 褒賞受賞。2015年には大邱広域市長賞を受賞。
大邱観光名誉広報委員。全羅北道国際交流諮問官。
配信型ラジオ番組「韓LOVEステーション」パーソナリティ。
小暮さんのブログ「全州にひとめぼれ!大邱が恋しくて!」及び各SNS
linktr.ee/byonjeonju
*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
km137426@korea.kr