名誉記者団

2023.09.04

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テコンドー=KOREA.net DB

テコンドー=KOREA.net DB


【文=田中千鶴】
【映像=大阪韓国文化院公式YouTubeチャンネル】

テコンドーは全世界の人々に愛される韓国伝統武芸で、修練を通じた強靭な肉体的技術と礼儀、忍耐、克己という精神的要素を基盤とするスポーツです。

1988年ソウルオリンピックと1992年バルセロナオリンピックで示範種目に採用され、2000年シドニーオリンピック大会からは正式種目となりました。正式種目としての採用が決まった1994年9月4日を記念するため、韓国では9月4日を「テコンドーの日」を法定記念日と指定しました。

テコンドーは、特に柔軟性のある足技にはとても魅了される武芸であり、アクロバティックな演出が多い韓流歴史ドラマを見てずっとテコンドーに憧れを抱いていました。

大阪韓国文化院で行われる「テコンドー講座」=李光浩講師提供

大阪韓国文化院で行われる「テコンドー講座」=李光浩講師提供


大阪韓国文化院で「テコンドー講座」があることを知り、ちょうど良い機会だと思い、4月から通っています。私はまったくのテコンドー初心者ですが、前半30分しっかりとストレッチしたあとに、キックの練習、型の練習が1時間続きます。「型」は覚えるのが難しいですが、YouTubeでもわかりやすく復習ができるので、初心者でもついていくことができます。

年齢的には足が上がらないことも多いので、柔軟性がとても重要だなと感じながら通っています。

テコンドーの道着=田中千鶴撮影

テコンドーの道着=田中千鶴撮影


テコンドーといえば、このかっこいい道着ですよね。テコンドーの道着は、空手の前合わせ生地よりも薄く、とても軽く動きやすいです。

なんとこの道着。進呈されたものです!しかも講座料は「テコンドー」は無料で受講できます。

補助制度によって初級の皆さんは新しい道着を身に着けてレッスンを受けることができています。とてもありがたいことです。

整列して撮影してくださった初級クラスの皆さん=李光浩講師提供

整列して撮影してくださった初級クラスの皆さん=李光浩講師提供


◆テコンドーの基本動作

テコンドーは体の様々な部位を用いて、ジルギ(パンチ)・チルギ(突き)・チギ(打ち)、そして、チャギ(蹴り)技を使い、相手を倒したり、逆に相手の攻撃をマッキ(受け)技で受けるスポーツです。

独立した技の動作が「テコンドーの基本」となっていて、攻撃と防御の目的に合わせ、または複数の技の組合せと変形により、テコンドーの無数の応用技が作られます。

マッキ(受け)
腕での防御です。相手の攻撃から身を守るときに、攻撃を避ける方法もありますが、避けることが出来ず相手の攻撃を受けるときに用いる技のこと。

”準備”のソギ(立ち)から呼吸、リズム、角度など、きちんとした一連の動きがあり、そこから受けのカタチを学びます。

チャギ(蹴り)
足で蹴る攻撃です。テコンドーではとても華麗な技が繰り出される攻撃です。膝を曲げてから伸ばすときの力、伸ばしたまま足を回して回転力を利用して攻撃する力、ひとつひとつの動作を一連の流れるように行うのではなく、基本動作の確認のときには、脚を上げて片足で立ちながら蹴りを繰り出します。

ミット打ち=李光浩講師提供

ミット打ち=李光浩講師提供


◆ミット打ち

順番にミットを持ちあいながら、お互いに蹴りの練習ですが、足の高さや距離感がなかなか難しいです。

◆テグップムセ(太極品勢)

入門初期の有級者を対象に制定された「空手の型」のような動きを練習します。

プムセを行うときの足の位置や移動方向はテコンドーの基本的な思想を背景にしていて、呼吸も整えながら動きを覚えます。

テコンドーを学ぶ皆さん=李光浩講師提供

テコンドーを学ぶ皆さん=李光浩講師提供


駐大韓国文化院 テコンドー海外活性化事業 オンライン講座
http://osakakorea.com/taekwondo-online-class/

こちらのオンライン講座は盛りだくさんの内容で、ソギ、マッキ、チャギ、プムセなどテコンドーの練習ができます。動画を担当しているのが、李光浩(イ・グァンホ)師範です。

李先生は、日本代表のコーチもされているので日本語がとてもお上手で、初心者にも丁寧に教えてくださるので毎回レッスンがとても楽しいです。

李光浩先生と一緒に=田中千鶴撮影

李光浩先生と一緒に=田中千鶴撮影


大阪韓国文化院のYouTubeでは、さまざまな公演の様子を観ることができます。この【起承転結】の圧巻のパフォーマンスで、すっかりテコンドーの魅力にハマってしまいます。



実際に武道とパフォーマンスは異なるものかもしれませんが、一糸乱れぬ足技は見ていてとても気持ちが良いものです。このようなパフォーマンスができるようになるには初心者の私はまだまだですが、これから継続してレッスンを続けていきたいと思っています。

見ていてかっこいい動きではあるのですが、やってみても全然出来ないことがたくさんあります。まずは柔軟性を整えることから始めながら、基本動作を覚えて少しでも様になる動きをして、初級のあとは、中級クラスと続いていけるように頑張ります。

*この記事は、日本のKOREA.net名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

km137426@korea.kr