米コラム二ストのジェフ・ベンジャミンさん=2日、ソウル
[ソウル=ソ・エヨン、キム・ウニョン
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[写真=ソ・エヨン]
[映像=ソ・エヨン]
Kポップ・コラムをニューヨーク・タイムズやローリング・ストーン、フォーブスに寄稿しているジェフ・ベンジャミンさん。韓国男性グループ「防弾少年団(BTS)」の世界的な活躍を予言した人として知られている。
ベンジャミンさんは、Kポップについて「単なる音楽だけはなく、メンバー構成からアルバムのコンセプトまで、伝えたいメッセージが繋がっている」とし、「これまでのポップ音楽のレベルを引き上げた」と分析した。また、「韓国語が音楽と交わると良いサウンドになる」とし、これを韓国的アイデンティティと示し、「全世界の人々はこれに熱狂する」と付け加えた。
コリアネットは2日、ソウルでベンジャミンさんにKポップについて聞いてみた。
米コラム二ストのジェフ・ベンジャミンさん=2日、ソウル
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Kポップを紹介したいと思ったきっかけは。
2008年にユーチューブで初めてKポップを知った。女性グループ「アフタースクール」の「君のせいで」という曲が印象に残った。ささやくような低音から伸びやかな高音までの安定した音程、バラードからダンスまでの多様なジャンルが一曲に盛り込まれている。一曲で様々なことが感じられて、Kポップをもっと知りたいと思った。
米ビルボード記者として働いた2011年。編集長にKポップに関する記事作成を提案した。それが今に至る第一歩だった。
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米ビルボードがBTSに注目するよう、働きかけた人物として知られている。なぜ、BTSだったのか。
2014年に米国でフェスティバル「KCON」が開かれた。BTSは、デビューしたばかりだったが、音楽性もあって、人気がものすごかった。当時から注目してきた。
BTSの人気が止まらない理由は、「自分を忘れず、それを探す旅」というテーマを音楽で表現しているからだ。2015年からは、彼らが志向することを音楽にし、驚くほど成長してきた。また、ファンとのコミュニケーションがうまい。
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最近、聞いているKポップは。
今朝はBTS・GFRIEND・MAMAMOOの音楽を聞きながら仕事の準備をした。最近、聞いているアルバムは、チョンハの「Flourishing」とGOT7の「SPINNING TOP」だ。テヨンのシングル曲も良い。
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これまでのKポップの変化とは。
昔よりもっと洗練されたと思う。人とのコミュニケーションを大事にし、音楽を伝える方法も変わった。最近のKポップ歌手は自分自身をよく理解し、自分の声を出す。私も変化を感じている。昔より数多くの人々がKポップに関する記事を書いている。今は、英米圏音楽やラテン音楽に続いて、Kポップに関する記事が多いほどだ。もちろん、ヒット数も一番高い。
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第2のBTSを選ぶなら。
BTSはBTSだ。比べるものではない。Kポップ歌手は、これから差別化戦略で自分の道を歩みべきだ。男性グループ「ATEEZ」や「Stray Kids」、女性グループ「ITZY」や「BLACKPINK」に注目している。
xuaiy@korea.kr