政策

2014.11.26

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各国の森林専門家らがカザフスタンとウズベキスタンの国境にある大鹽湖「アラル海(Aral Sea)」の生態復元に向けて議論した。

25日にソウル国立山林科学院で開かれた国際ワークショップには、アラル海復元事業に参加したドイツやカザフスタンなど乾燥地帯の復元専門家約100人が出席した。今回のワークショップは、アラル海森林復元事業に向け、山林庁とカザフスタン政府が6月に締結した森林協力に関する了解覚書(MOU)の一環として開かれた。

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아랄해 산림생태복원 워크숍 참가자들이 아랄해 유역 주변 산림을 복원하는 문제를 논의하고 있다.

アラル海森林生態復元に関するワークショップの出席者らがアラル海流域周辺の森林を復元する問題について議論している



ワークショップに出席した専門家らは、乾いた湖の復元には、まず周辺の森林を復元すべきだという意見で一致した。また、山林庁のアラル海流域における森林造成事業が復元に効果的であるという意見が多く出された。

アラル海はこの40年間、気候変動などにより湖の90%が枯渇するとともに、周辺の森林が荒廃化したほか、近隣の住民は潮風などによる被害を受けている。

아랄해 산림생태복원 워크숍 참가자들

アラル海森林生態復元に関するワークショップの出席者ら



シン・ウォンソプ山林庁長は、「アラル海森林生態復元事業は、韓国の緑化の経験と中央アジア地域の乾燥地帯の緑化技術を組み合わせる重要な協力事例で、“ユーラシア・イニシアチブ(Eurasia Initiative)”を推進するうえでしっかりした土台となるはず」と述べている。

コリアネット イム・ジェオン記者
写真提供:山林庁
jun2@korea.kr