韓国と国連の軍縮・核不拡散の専門家がソウルに集まった。
「第14回韓国-国連軍縮・不拡散会議(ROK-UN Joint Conference on Disarmament and Non-proliferation Issues)」が、「より安全な世界に向けた未完の課題(Unfinished Business of Building a More Secure World)」というテーマで7日、ソウルで開かれた。
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は、開幕式に映像メッセージを寄せ、今回の会議の議題と関連し、「地域と世界の安全保障のための最も重要な議題だ。最も破壊的な兵器(核兵器)を除去するための努力を強化しなければならないときにきている」と述べた。
会議には政府、国際機関、学界をはじめとする国内外の専門家や駐韓外交団ら130人余りが出席し、2日間、イランの核合意や北朝鮮の核問題、ミサイルなど地域レベルの問題のほか、宇宙の安全保障、核セキュリティーなどについて包括的な議論が行われた。

7日にソウルで開かれた「第14回韓国・国連軍縮・不拡散会議」に、国連事務総長がお祝いのメッセージを寄せた
初日は、イランと最終合意した包括的共同行動計画(JCPOA)の意味と履行について意見交換し、北朝鮮による核開発計画と弾道ミサイル開発への対応策を探った。第2セッションでは、「宇宙の安全保障」をテーマに宇宙空間での活動の動向や新たなルール作りに向けた取り組みについて意見を交わした。
2日目は、「核セキュリティー」を中心に、2016年の核セキュリティーサミットの課題と、会議以降の恒久的な核セキュリティー体制の構築について議論が行われた。

「第14回韓国・国連軍縮・不拡散会議」で、出席者たちが懸案について議論している
国連のキム・ウォンス軍縮担当上級代表代行は、「朝鮮半島の平和と安定、非核化に向けた努力の必要性について、国際社会の強いコンセンサスがある。これを達成するためには対話が欠かせない」と強調した。
コリアネット ソン・ジエ記者
写真提供:聯合ニュース
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