
朴槿恵大統領は25日からアフリカのエチオピア・ウガンダ・ケニアを国賓訪問し、来月1日から4日まではフランスを国賓訪問する。このアフリカ訪問は6大州の全大陸で展開してきた首脳外交を締めくくるという意味をもつ
朴槿恵(パク・クネ)大統領が25日から来月1日までアフリカのエチオピア(5/25~28)、ウガンダ(5/28~30)、ケニア(5/30~6/1)を次々と国賓訪問する。続いて1日から4日まではフランスを国賓訪問する。
朴大統領はアフリカへの訪問期間中に相手国の首脳らとそれぞれ首脳会談を開き「共に成長・発展していく協力パートナーシップ」の土台を作る計画。なお、27日には韓国首脳としては初めてアフリカ連合(AU)を訪問、特別演説を通して韓国の対アフリカ外交、平和、安保、共同発展に向けた経済協力、新しいモデルの開発協力、文化交流などを骨子とするアフリカ政策のビジョンを提示する。政府はこの訪問を機に開発協力と文化外交を融合させた新しい方式の政府開発援助(ODA: official development assistance)の「コリア・エイド(Korea Aid)」に重点を置き、アフリカ諸国との開発協力を強化しセマウル運動(韓国型地域開発運動)など韓国の開発経験を共有しながら友好協力関係を強化していくつもりだ。
「コリア・エイド」は移動型検診車、救急車、フードトラック、文化映像トラックなどを活用したボランティア団が住民を訪ね、保健・食べ物・文化分野などのサービスを提供することを主要内容とする。移動型クリニックでの簡単な予防接種から産婦人科、小児科などの診療と医薬品提供がこれに含まれる。朴大統領は、歴訪期間中に3国で開かれる「コリア・エイド」発足式にも出席する予定。

キム・ギュヒョン外交安保首席が22日に青瓦台で朴槿恵大統領のアフリカ 3国とフランス歴訪について説明している
朴大統領はアフリカ国賓訪問に続き来月1日から4日まではフランスを国賓訪問する。朴大統領の今回の国賓訪問中である6月4日に韓・仏国交樹立130周年記念日を迎えるにあたり、両国の友情と連帯を再確認するとともに、「21世紀の包括的パートナー関係」を充実させるための取組みを進める。
3日には フランソワ・オランド(Francois Hollande)フランス大統領と就任以来4回目となる首脳会談を行い、両国におけるこれまでにない協力関係を築き上げる「国交樹立130周年共同宣言」を採択する。青瓦台は「この共同宣言は昨年11月のオランド大統領が国賓訪問した際に採択された『21世紀の包括的パートナー関係を強化するための行動計画』に続き、両国協力をリードしていく重要な道しるべになるはずだ」述べた。
コリアネット ユン・ソジョン記者
写真:青瓦台、聯合ニュース
翻訳:イム・ユジン
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