オマーン最大の大学であるスルタンカブース大学から国王の奨学金を受けて韓国を訪問した男子学生の代表団は、産業施設や大学の見学、文化体験などから韓国社会を学んでいる
オマーンの未来をリードするスルタンカブース大学(オマーン王立大学)の優秀学生代表団が韓国を訪れた。
男子学生46人、女子学生47人で構成された代表団はオマーン最大の大学であるオマーン王立大学で最優秀成績を収めた学生たち。彼らはオマーン国王が優秀学生に与える海外旅行奨学金を受けて10日間韓国を訪問することになった。
オマーン王立大学では毎年優秀学生に海外旅行のチャンスを与えている。今年は短期間で飛躍的な発展を果たした韓国の経済発展を学生たちに体験させるべく、特別に韓国を訪問することになったという。
代表団は先月29日に韓国に到着、様々な産業施設や大学を見学し、景福宮(キョンボックン)訪問、テコンドー体験、済州島(チェジュド)観光など、多様な韓国文化を経験した。
オマーン最大の大学であるオマーン王立大学の優秀学生たちは韓国の経済発展を体験するために特別に韓国を訪れた
韓国の発展を体験するために訪韓したオマーン学生代表団が5日、外交部の懇談会に参加して韓国の社会・未来・経済発展についての説明を聞いている
外交部は5日にオマーン学生代表団のために懇談会を開催し、韓国の社会・未来・経済発展などを紹介する機会を作った。
懇談会に出席したユスフ・サリム・アル・ヒナイ(Yousuf Salim Al-Hinai)王立大学の学生処長は「学生たちは今回の訪問により韓国を直接見て、韓国の経済発展に深い印象を受けた。本日の外交部懇談会がアラブ語で行われたことで改めて韓国人の深い気遣いを感じることができた」と述べた。今回が2度目の韓国訪問だというビジネス学科のイブライヒム・アル・サイジ(Ibrahim Al-busaidi)さんは「韓国の大学は語学研修のための交換留学プログラムは多いが、ビジネス関連プログラムはあまりない。今後は両国の大学間で交流できる機会が増えればと思う」と話した。
外交部中東2課のムン・ビョンジュン課長は「オマーンの学生代表団との人的交流により未来世代との理解を広め、協力国家の将来のリーダーたちとの関係を深めることができる。中東諸国の若者に韓国を紹介することが、長期的な関係の発展に貢献することを期待する」と述べた。
コリアネット イ・ハナ記者
写真:コリアネット チョン・ハン記者
翻訳:イム・ユジン
hlee10@korea.kr