政策

2018.03.22

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主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で発言している経済副総理兼企画財政部長官の金東兗=20日、アルゼンチン・ブエノスアイレス、企画財政部



[キム・ウニョン]

経済副総理兼企画財政部長官の金東兗(キム・ドンヨン)は19日(現地時間)、アルゼンチン・ブエノスアイレスで開かれた主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に参加した。

金副総理は、米トランプ政権が鉄鋼とアルミへの高関税を決めるなど、「内向きな政策」が世界経済のリスクだと指摘しながら、中国や欧州が報復措置を打ち出していると話した。 続いて、そのリスクを防ぐためには各国が協力して多層的な政策を用意し、規範に基づいた国際貿易システムを強化すべきだと強調した。

この会議では、デジタル技術の発達による「雇用の未来」や「仮想通貨」についても議論された。

金副総理は、失業給付の拡大や最低賃金の引き上げ、ICTと融合した雇用創出などの韓国政府が推進している方針を紹介しながら、その成果をG20と共有すると話した。

仮想通貨については、消費者保護、市場の健全性、脱税、資金洗浄、テロ資金供与に関する負の側面を指摘した。

第2次会議は、4月20日に米国ワシントンD.C.で開かれる。

eykim86@korea.kr