「韓国における新型コロナウイルスの第2波から学ぶ教訓」という寄稿を掲載した米雑誌のナショナル・インタレスト=ナショナル・インタレストのキャプチャー
[イ・ハナ、イ・ギョンミ]
「韓国は、『完全封鎖』または『完全開放』のうち、選択する必要がないことを示してくれる」
外交・安保を専門とする米国の雑誌「ナショナル・インタレスト」は14日(現地時間)、「韓国における新型コロナウイルスの第2波から学ぶ教訓」という寄稿を掲載し、政府の政策や国民自らの選択が重要であることを見せてくれた韓国の防疫対応を集中的に分析した。
この寄稿は、ミッチェル・ブラッド(Mitchell Bratt)さんが書いたもの。寄稿は、「新型コロナとの闘いで韓国があげた成功から、いくつかのものがはっきりとなった」とし、様々な状況に応じて施行した韓国の政策に注目している。
また、寄稿には、「米国で行われている議論は、封鎖か開放、誤った二分法に偏っているが、韓国は完全封鎖をしない状態で、選択可能で多岐にわたるコントロールメカニズムがあることを見せている」と書かれている。
その上で、「韓国国民は、新型コロナの危機に、米国人より適切な対応をし、政府の警告に耳を傾ける可能性が大きいという点を注目したい」とし、「ソウル市民は、公式のルールがなくても、社会的距離の確保第2.5段階が施される間に家で過ごした」と報じた。
続いて、「韓国政府では、公職者や公共保健の専門家らが発信するメッセージが一貫しているが、米国では時々、その両方が異なることもある」とし、「一貫したメッセ―ジは、韓国政府の防疫政策の信頼向上に貢献している」と伝えた。
hlee10@korea.kr