国務会議で冒頭発言する金富謙国務総理=15日、世宗市、国務調整室
[ソ・エヨン、イ・ギョンミ]
国務調整室は16日、金富謙(キム・ブギョム)国務総理が17~21日、トルコとカタールを訪問すると発表した。
今回の訪問の理由について国務調整室は、インフラ・エネルギー事業をはじめとした実質的な協力を拡大し、トルコ・カタールとの持続的な友好関係の発展策を議論するためだと説明した。
まず、金総理は17~19日に、トルコを訪問する。韓国の国務総理としては9年ぶりとなる。
金総理は、トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領の招待を受け、2023年トルコ共和国建国100周年を記念して建てられたチャナッカレ大橋の開通式典に出席する予定。チャナッカレ大橋は、ダーダネルス海峡を横切る、世界最長の吊橋(3563メートル)で、韓国とトルコの企業が共同して建設した。
続いて、19~20日に、カタールを訪問する。
金総理は、カタールのシェイク・ハーリド・ビン・ハリーファ・ビン・アブドゥルアジーズ・アール=サーニー首相と会談するなど、首脳級協議を通じ、パートナー関係である両国の協力をさらに深化させるための議論を行う予定。特に、国際エネルギー需給の不確実性を考慮し、韓国とカタールのエネルギー供給網・インフラなど、実質的な協力の拡大を積極的に推進する予定である。
国務調整室は「今年1月、文在寅(ムン・ジェイン)大統領がアラブ首長国連邦(UAE)・サウジアラビア・エジプトの3カ国を訪問してから、金総理が昔からの友好国・協力国であるトルコとカタールを訪問することで、韓国外交の多角化強化に貢献する」と明らかにした。
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