政権引き継ぎ委員会の看板掛け式に参加する、韓国の次期大統領となる尹錫悦氏(左から4番目)と委員長を務める「国民の党」の安哲秀代表(左から5番目)=18日、ソウル、第20代大統領職引継ぎ委員会公式ホームページ
[ユ・ヨンギョン、キム・ウニョン]
韓国の次期大統領となる、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏は18日、ソウルで「政権引き継ぎ委員会」の看板掛け式を行った。中道野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)氏が委員長を務める。尹政権は5月10日に発足。
「政権引き継ぎ委員会」は、現政権の業務や予算の詳細を把握し、大統領職を円滑に引き継ぐ準備を進める。政権発足後100日間の課題の選定に向けて本格的に準備を行う。
企画調整・外交安保・政務司法行政・経済1(経済政策・マクロ経済・金融)・経済2(産業・雇用)・科学技術教育・社会福祉文化の計7科で構成されている。委員長と副委員長、24人の委員が担当。各委員の下では、各部処(各官庁)から派遣される官僚や、選挙戦を支えた専門委員・事務職員として実務を担う。合わせて200人が業務に取り組み、活動期間は来週から5月9日までとなる。
この日、尹氏は会議を開き「国家安全保障や国民生活を守るため、新政権の国政課題の策定に取り組む」と話し、国の利益と国民を最優先する考えを示した。
dusrud21@korea.kr