文化体育観光部が27日、著作権政策ビジョンと推進課題を盛り込んだ「著作権強国実現4大戦略」を発表した。写真はソウルワールドカップ競技場で開かれた2023セマングム第25回世界スカウトジャンボリーの「K-POPスーパーライブ」コンサートで舞台に上がったNewJeans=8月11日、ソウル・麻浦区、ジョン・ハン
[チョン・ジュリ]
今後、音楽放送で振付師の名前を明示する案が推進される。人工知能(AI)技術の商用化による著作権市場の混乱を最低限に収めるため、AIに関連する著作権の活用基準も設けられる。
文化体育観光部は27日、ソウル・西大門区(ソデムング)のモドゥ芸術劇場でこのような内容が盛り込まれた「著作権強国実現4大戦略」を発表した。
韓国銀行の統計によると、著作権の輸出規模は、2018年80億4000万ドルから2022年155億6000万ドルへと大幅に成長した。これに対し文化体育観光部は、著作権法の資格地帯の解消、人工知能(AI)の先制対応、著作権産業における流通透明性の向上、コンテンツの海外不法流通に積極的に対応するなどの4大戦略を提示した。
まず、K-POPダンスのグローバル・ステータスを高め、「見る音楽」の時代を先導するため、振り付けにおける著作権を拡大する。音楽番組などで、作曲家や作詞家と共に振付師の名前を明示するなど声明表示権を保護し、著作権登録・教育・法律相談などを多角的に支援する。
AI技術の商用化による市場の混乱を最小限にするための「生成型AI著作権の案内書」も発表する。ガイドラインには、AI事業者が生成型AI学習などのためにデータを使う場合には、著作権者に適切な補償をしなければならないという内容と人間の創作的介入がないAI産出物に対する著作権は登録が不可能だという内容が含まれている。
音楽クリエイターの権益を強化するため、著作権料の海外での徴収システムの改善にも乗り出す。著作権料の海外での徴収を高めるため、韓流が広がっている主要国の音源流通構造などを調査し、国内音源プラットフォームに現地の情報を提供する。
Kーコンテンツの国際不法流通に積極的に対応するため、インターポール等との連携を強化し、戦略的な国際協力を模索する。
柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官は「著作権は、韓国のコンテンツ産業の原動力として持続的に成長するための必須要素であり、国家の経済を導く核心資産」とし「時代や環境に合った著作権法と制度を改善し『著作権強国』の実現に向けて最善を尽くす」と述べた。
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