2024年を迎え、外国人のために交通・教育・出入国関連サービスなど多様な分野で制度を改善し、新規導入する。写真は光化門広場に設置された青龍のオブジェ=ソウル・鍾路区、ユン・スンジン
[ユン・スンジン]
政府は2024年にも様々な分野で外国人のために既存の制度を改善すると同時に、新しい支援を推進する。国内に居住する外国人や訪韓を考えている外国人のために、KOREA.netが2024年に変わることを紹介する。
まず、E-9ビザ(非専門就業ビザ)を保有できる外国人就労者の業種が、飲食店業・林業・鉱業・ホテルおよびコンドミニアム業などに拡大される。導入の規模も過去最大の16万5000人に増える。送出国の指定、人材の選抜および就職教育機関の指定などの過程を経て、早ければ今年4月から雇用許可書の発給など外国人の雇用の申請が可能になる。
ウォケーションセンター=釜山・影島、文化体育観光部
海外からの観光客が韓国を旅行しながら、長期的に遠隔で働けるデジタル・ノーマッド(ウォケーション)ビザがテスト運営される。この制度で、これまで90日以下に限り滞在できた海外遠隔勤務者が、最大2年まで長期で滞在できるようになった。ただし、該当ビザは海外にある会社に所属する就労者が、経歴と一定以上の所得を証明できる場合にのみ申請できる。
時間当りの最低賃金は、昨年9620ウォンから今年9860ウォンに2.5%引き上げられる。月給(209時間勤務基準)に換算すれば206万740ウォン。外国人労働者、臨時職、日雇い、時間制など雇用形態や国籍に関係なく、すべての労働者に適用される。
昨年まで年間4回だった韓国語能力試験の海外での実施回数が、最大8回まで増える=アトランタ韓国教育院
韓国語能力試験(TOPIK)の海外試験の実施回数が、昨年の年間4回から今年は最大8回まで2倍に増える。また、筆記試験(PBT)の場合は90カ国以上に、インターネット基盤試験(IBT)の場合は10カ国まで施行国が拡大される。韓国に留学を考えている外国人学生のために、留学の需要が増えている国を中心に徐々に規模が拡大される予定だ。
多文化家庭のための多文化児童・青少年に関連する支援が大幅に拡大される。女性家族部は基礎学習支援を増やし、進路設計、バイリンガル学習、教育活動費支援を強化する。教育部はメンタリング人材を2倍に拡大し、雇用労働部は韓国ポリテク大学を通じて多文化青少年のために特化した職業訓練テスト事業を実施する。
月6万ウォン台で、ソウル市内の公共交通機関が乗り放題の「気候同行カード」テスト事業が27日から施行される。 新盆唐(シンブンダン)線を除いたソウル地域内のすべての地下鉄が無制限で利用できる。バスは、ソウル市の市内バスとマウルバスの両方が利用できる。公共自転車であるタルンイも利用するかどうかによって6万2000ウォン券と6万5000ウォン券の計2種の中から選択できる。
この他、外国人観光客が事後免税店で買い物をするときにすぐに払い戻してもらえる限度が2倍に増える。従来の1回50万ウォン、計250万ウォンから1回100万ウォン、計500万ウォンへと2倍に引き上げられる。
ソウル市の「気候同行カード」=ソウル市
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